ミノトウスイ
一体どこで切ったらいいのか分からない不可思議な音。
音だけだと一体何のことだかさっぱり分からない。
だが漢字で書くと分かりやすくなる。
美濃陶酔
美濃陶酔
多治見市の美濃焼と日本酒という市内コラボレーションに、
同県の大垣市の木桝が加わったお酒、である。
先日、このプロジェクトを手がけた
市之倉さかづき美術館の今川祐子さんに
お会いする機会があり、
その陶器製のジャケットを勧めていただき、
そして僕は一瞬でそのデザインに心奪われてしまった!
この出会いを衝撃と言わずしてなんと言うべきだろうか!
そしてこのビジュアルを生み出した精神こそ、まさにパンクである!
iTunes文化下ではあまり関係なくなったが、
音楽の世界ではジャケ買いという言葉が存在する。
中身は分からないが、
ジャケットが素晴らしくてレコードを買ってしまうというものだ。
モチロン外れることもあるが、
そんな当たり外れも含めて出会いを楽しむという文化である。
この美濃陶酔も僕にとってはまさしくそれに当たる。
中身は岐阜県を代表する銘酒「三千盛」であるという。
けれども飲んだことのない人、
日本酒にあまり感心がない人にとっては飲むまで分からない。
そこで見栄え、である。
陶器なのに四角い!
日本酒で四角いといえば長野県小布施のスクエアワンを思い出すが、
こちらは容器まで四角い。
そして発色の良い青と赤という色のラインナップ!
そこに木桝!
飲み終えた後もおそらくものすごく重宝されるこの陶器。
飲んでよし、後利用よし!
ホームパーティーの手土産に喜ばれること必須の一品である。
ちなみに観光庁主催の
「魅力ある日本のおみやげコンテスト2012」フランス賞を受賞。
それ自体はどうでも良いが(苦笑)、
なんのこっちゃ的なフランス賞受賞を受けて、
これまでの赤白ラインに青を作っちゃうという遊び心にも惹かれちゃいます。