三重県・津市の土産と言えばコレ!「平治せんべい」です! | 団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

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元アトラクションプランナーにして、観光プロデューサー。そして現在は企画プロデュース集団「トコナツ歩兵団」を率いて様々なプロジェクトを仕掛ける団長/プロデューサー/プランナー/小説家・渡部祐介が、「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」する!

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さて、三重県3連チャン
最後は津市の名物土産と言えばコレ!


笠の形をした卵と小麦粉と砂糖のお菓子。
大正2年生まれ!
「平治せんべい」です!!

形こそ傘型というお洒落なスペシャルですが、
味はもう昔ながらのシンプルなもの。
大人から子供まで、皆に愛されるお菓子です!

変わらないことの重要さがここにもあります!

でも、このお菓子が今なお愛されている理由があるんです。
それはやっぱりこの素朴な味
24枚で500円という手頃な値段
そして赤の強烈なジャケット
そして背景にあるストーリー

約1200年前の平治伝説・・・
貧しい漁師の平治が、病気の母親を助けるため
禁漁区での漁を続ける。
母親は次第に良くなっていくものの、
やがて平治は浜辺に置き忘れた笠が証拠となり
役人に捕まり、海に沈められたという悲しい伝説。

この謡曲を元に、大正2年に作ったという創業者が見事なんです!

【トコナツポイント】
歌行燈」さんもそうですが、
観光ってストーリーを伝えてあげること
だったりもするわけです。
どこかで誰かが、その語り部になるわけですね。
そして観光の最大の問題は、
今の語り部がいないということなんです。
皆、過去の遺産だけで食べようとしている。
今を作ろうとしないんです。

どこかで誰かが仕掛ける。
100仕掛けたって当たるのなんてわずかです。
それでも仕掛けるからヒット作が生まれる。

その姿勢が大事なんですね!!!