日本中を飛び回っていました。
いろんなニュースもありましたが、気持ちを新たに再開です!
今週は久しぶりの対談。
さて、今回はこの人と語ります!
加藤文人(かとう ふみひと)氏

オルタナティブリゾートプロデューサー
株式会社リゾートコミュニケーションデザイン 代表
三井不動産販売㈱在籍中の1995年、コテージ&キャンプ・アウトドアリゾート
PICAを立ち上げ、以降PICAを7カ所で展開するまで牽引。
2009年に独立。「せたがや縁側カフェ」を始めとする「縁側商店プロジェクト」にて、
FOOD ACTION AWARD 2010 コミュニケーション・啓発部門入賞。
2011年1-8月 UR都市機構と組み「青山ピクニックランチ」主催。
僕の師匠の一人であり、先輩であり、友人である加藤氏との
久々の再会は、加藤氏のホームタウンである吉祥寺で始まりました。
【「儲かんないBAR」っていう、「縁側」を沢山つくりたい】
-お久しぶりです。お元気ですか?
「うん。元気(笑)」
-まずは最近やっている「せたがや縁側カフェ」の話を聞かせてください。
もともとカフェをやることの出発点はどこだったんですか?
「もともと「儲かんないBAR」っていう、「縁側」を沢山つくりたいって
昔から思ってたのね。俺が酒が好きで、コミュニケーションが好きで、縁側が好きだから。
でも「損していいBAR」ではないの。持続可能なBAR。
料理ができないとダメとかそういうのは嫌で、缶詰はオイルサーディンの缶詰とか、
大人の感じで。例えば下北の北沢俱楽部とか俺は好きなんだけどね。
要するに調理ができなくてもやりたいなっていう、縁側的な、
儲からなくてもいいから皆が集まるBARをやりたいなっていう人たちの仲間を
いっぱい作りたいなっていうのがベースにあって。世田谷とか杉並とか目黒でさ、
NPOがやるんじゃなくて普通のサラリーマンがやる。
原点は俺はサラリーマンのおっさんを救いたいから。
俺は勝手にフリーになっているけれど、一緒に話していると優秀なサラリーマンなのに、
可哀想に、センスもいいしこだわりもいいんだけど、なんか優秀だからマネジメントの
世界に入っていって、なんかこういう遊び心とかそういうのがない人たちに、
何かこういうってあるんだよっていうのを示したい。
それは「儲からない」訳ではないから、僕は元締めになればちょっとは儲かるという
下心も正直あるんだけど(笑)」
【原点は俺はサラリーマンのおっさんを救いたい】
-その構想がまずあったと。
「そう。その「儲かんないBAR」のベースがあって、
「玄米甘酒」という優秀な商材に偶然出会った。

それが自分自身に合うと思ったから、青山のファーマーズマーケットで売ったさ。
牛乳と混ぜて、豆乳と混ぜてやってたら美味しいと言われて。
じゃあキッチンカー作ってやってみようと「玄米ミルクカフェ」っていうのを
ちょっとやったらこれまた好評で。 キッチンカーの良さってやってみて分かったんだけど、
コミュニケーションをとらざるを得ないのよ。待たせるし、カウンターだけだし。
でもコミュニケーションの器としてのキッチンカーというのはすごく優秀だと思っていて、
あれを皆が常設でないのって言われたから、小さいカフェになったんだよ。
それが「せたがや縁側カフェ」。だから別にきちんとした席もないし、
縁側的にああいうちっちゃい持ち帰りの形態だし。
もっと言えば、キッチンカーと同じようなサイズだから。
それは試験的に「儲からないBAR」をやる1ステップになってるんだよ」
-ちゃんとステップを踏んでいるんですね。それで日本フードアクションアワードに繋がる。
「縁側商店プロジェクトで日本フードションアワード、
要する自給率アップのために貢献したということで去年2010年度入賞したの。
それは国産であるお米の、要するに新しい提案を、都心ならではの形で、
地産地消じゃなくて、都心ならではの形でやったのが評価されて」
縁側商店プロジェクト
http://www.engawa-cafe.jp/