文化感度を高くしましょう! | 団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

元アトラクションプランナーにして、観光プロデューサー。そして現在は企画プロデュース集団「トコナツ歩兵団」を率いて様々なプロジェクトを仕掛ける団長/プロデューサー/プランナー/小説家・渡部祐介が、「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」する!


先々週は大阪で、先週は東京でイベントの講師を務めさせてもらいました。
題名は「キャラクターツーリズム」について。

このブログでも紹介しましたが、2~3月にかけて実施した「カピバラさん しぶ~ん温泉プラン」を軸に、キャラクターを使った地域振興はどう行っていくかを説明しました。あちこちの先行事例を交えながら。

全て実例ベースにも関わらず、多くの方に「新鮮な考えに驚いた」と響き、一部の方には「現実離れしている夢物語だ」と映ったようです。

ただよく認識していただきたいのは、どれも昔からあるやり方だということ、そしてここで紹介できたのは本当に一部であり、そしてどれも実例だということです。

宿泊施設単位でも、エリア単位でもできるんですね!
ただ多くの人は最初から諦めているんです。自分たちには関係がないものとして。
その差は要は動くか動かないか、なんですね。そしてそのためにどれだけ感度を高くしているか否かなわけです。

確かに面倒と言えば面倒です。既存の観光地をかき集めてパンフレット作るのとは、既にある持ちネタで宿泊プランを作るのとは違いますから。

キャラクターを使った旅行の作り方はまたいずれ述べます。でもその前のところ、気持ちとか心掛けの部分が、すごく不足している気がするんですね。

以前にもお話しましたが、旅とか旅行って究極のエンターエインメントなわけです。

当然、それに携わる人って、旅行のことだったり、その他のエンターテインメントだったりにそれなりの感度を持って接する必要があると思うんですね。

地元の情報だけでなく、映画にせよ、音楽にせよ、小説にせよ、舞台にせよ、様々な文化や時代に対するアンテナを張るべきなんです!
それぞれ得手不得手かあり、好き嫌いはあっていいんですけど。

行政にしても、民間にしても、そこで育まれた感性があって、エンターテインメントは成立するんです。

そういう人って本当に僅かだと思うんです。そこから積み上げていかなきゃいけないなと思う今日この頃です。


追伸)ただキャラクターはあくまでも飛び道具であり、諸刃の剣です。そして僕はこれまでに様々なキャラクターとの仕事をしてきましたが、実はあまり好きな仕事ではありません(笑)。なぜならキャラクターの縛りの中ではアイデアを自由に飛ばすことができないので!ただ色々なことの解決方法の1つではあるので、たまに使わせてもらいます。外的にも内的にも非常に分かりやすく伝わりますから。