パーティーをして、ケーキケーキを食べて、家族団欒の時間。


ルーはずっとソワソワ…。


部屋を見に行ったり、玄関を見に行ったり、私のことを少し疑っているらしく、私を見てニヤニヤ瀅


その視線に気付かない振りをするんだけど、チラチラ私を見てくるのがおかしくて笑いたくてしょうがないあせる


何とか堪えて、平然を装いながらルーをお風呂に入るように促す。


「そう言えば、去年もお風呂に入ってる間に来てたから、今年もそうかもキラキラんじゃ、入ってくるね」

「ちゃんと洗いなさいよー」


精一杯いつも通り。


入ったのを確認して、車にプレゼントを取りに行くプレゼント


ルーの部屋にこっそり置いて、窓を少し開けて、何気ない顔でリビングに戻って寝たふりをしながらルーが戻るのを待った。


「さっぱりしたーキラキラあれ?ママ寝てるの?」


「んー…」


2階の自分の部屋に走って行くルー。


そしてその直後、ドタドタと階段を下りてくる足音。


「ママっ!サンタさん来てたっ!プレゼントあったよ燁キラキラ

「んー?あ、本当だっ。いつの間に…全然気付かなかった」

「開けるね!」


包装紙をビリビリ破いて開けるルー。


箱の中のプレゼントは欲しかったものだったらしく、四年生になったとは思えないくらいはしゃぐルー。


やっぱりルーは可愛いなドキドキ


来年もその笑顔見せてね


それがあなたからママへの1番のクリスマスプレゼントだよプレゼントキラキラ


ルーのおかげで今年も幸せなクリスマスイブを過ごせましたとさ溿
産婦人科に行くと、お腹の大きな妊婦さんや、赤ちゃんを連れたお母さん、旦那さんらしき人と幸せそうにお腹を撫でている人がいた。


そこは幸せに満ちている場所で、私には場違いに思えた。


名前が呼ばれて診察室に入ると、優しそうなおじいさん先生がいた。


色んな検査をしてから先生の所に戻ると、先生は優しく私を見つめて、ゆっくりとした口調で、「まだ若いんだね。…それで、君はどうしたい?」と聞いてきた。


その瞬間、涙がドバッと溢れた。


ただ、どうするべきか、どうしたら1番いいのかってことしか頭になくて、『どうしたいか』なんて考えたこともなかった。


無意識に、そう考える間もなく、私の口からは「産みたい!」って力強い言葉がでた。


自分でも驚いたくらい。


口に出してから自分の本当の気持ちに気付いた。


そして、その瞬間から私の中にあった『異物』は、私の『赤ちゃん』に変わった。
産むなんて考えられなかった。


一人で育てるなんて…。


別の道に進んだおぅちゃんを、今更引き戻したくない。


中々産婦人科には行けなかった。


親にも言えずに、会社には体調不良ということで休みを貰っていたから、日中はずっと一人で家にいた。


色んなことを考えた。


そして…やっぱり中絶しようと決めてやっと産婦人科に向かった。


その時私はまだ18。


中絶するのに親の承諾が必要だと知らずに、一人で家から遠く離れた産婦人科に行った。