28日（水）に無事に皮膚の縫合手術が終わったことをご報告させていただいた海くんの翌日の姿です。
海くん、広範囲にわたる縫合手術と麻酔、
本当に良く頑張りました！
事前に院長の了解を得て、6月29日（木）夕方、区の生活衛生課に海くんのことをご連絡してくださったFさんと捕獲、病院への搬送をしてくださったボランティアのHさんと一緒に海くんの面会に行ってきました。
ケージの中では、なぜかいつも右側を向いていて、怪我をしている左側が隠れていて見えませんが、弱いところを見せないようにする動物の防衛反応が働いているのでしょうか・・・
今回の縫合手術ですが、脇腹の皮膚を肩から肘下までもってきて全て覆って縫合することができました。
腕の皮膚は左右に伸びないため、縫い合わせることができず、脇腹の皮膚を剥がして転回して左の肩から肘下までもってきて縫合。
皮膚を剥がした脇腹は左右に皮膚が伸びるため、左右の皮膚を寄せて縫い合わせることができたそうです。
また、位置が幸いして太い血管も生かすことができたそうで、順調に回復するでしょうとのこと。
本当に海くんはラッキーです！
この日は既に包帯が外れていて、カラーのみの装着でしたので、それにもビックリ！
点滴はまだ入っていましたが、お水とドライも口からとることができていました。
術前の検査で貧血の数値がギリギリだったので、あんこちゃんや当会の保護っ子ちゃんが使用している貧血のサプリFCVリキッドを海くんに届けてきました。
このまま順調に行けば二週間後くらいに抜糸をして退院できそうです。
25日にわたしが一人で面会に行った時には「海くん」と名前を呼んでも顔の向きも変えず前を向いたまま目だけが動いて反応していましたが、この日は違いました！
FさんやHさんが名前を呼ぶと顔をこちらに向けて目で応えていました。
痛くてつらかった時に助けてくれたお二人の声を覚えていたのでしょう。。。
海くん、みんなついているから大丈夫だよ。
今はしっかり治すことに専念しようね。
面会のあとは海くんの今後について打合せです。
既に警察に届け出済ですので、三ヵ月経過しても飼い主さんが現れなければ里親様を探すことになります。
退院してから三ヵ月が経過するまでは、生活衛生課に連絡をしてくださった最初に海くんを発見したFさんが一時預かりをしてくださることになりました。
ポスターも面会に行った日に作成し、翌日の朝に保護した付近にHさんが張りに行ってくださいました。
来週は海くん退院に向けて、預かりさま宅の脱走対策やケージ類の準備に入ります。
できることをつなげて、これからもみんなで海くんのために頑張ります！
【海くんの記事】
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