皆さまの想いとともに。。。 | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)

はじめに

この度は飯舘村の帰還困難区域、長泥地区より2017年に保護した「あんこちゃん」のFIP医療費のために、たくさんの方に記事のシェアや励ましのお言葉をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。

「あんこちゃん」の寛解を信じて、祈る思いで頑張ります。

どうか引き続きお力をお貸し頂けますよう宜しくお願い申し上げます。

 

 

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東日本大震災より12年以上経過した今も、飯舘村のワンちゃん猫ちゃん鶏さんたちに寄り添い続け、変らぬご支援を賜り心より感謝申し上げます。

 

飯舘村の帰還困難区域、長泥地区は2012年7月17日午前0時に封鎖されてから、5月1日、約11年ぶりに一部が避難解除となります。

 

わたしが最後に給餌に入ったのは封鎖される前日の2012年7月16日です。

 

それ以降、2011年6月に発足された村民の方による防犯パトロール隊、「いいたて全村見守り隊」が活動されていた時には残されている猫ちゃんたちの情報も寄せられ、現在、FIPで投薬を開始した「あんこちゃん」もその見守り隊の皆さまのご協力により保護できた子です。

 

その後、見守り隊が解散されてからは、動物の情報もほとんどありませんでした。

 

以前より、ご協力いただいている住民の方によると、今回の解除で、長泥地区内の道路は全て行き来できるようになるそうですが、住居として住むことができるのは復興拠点の中だけだそうです。

 

しかも、ほとんどの建物が取り壊されており、長泥と曲田を合わせても5軒くらいの家と小さな作業場が残っているだけで、準備宿泊のために登録されていた3世帯の方は、その家の方だそうです。

 

5月1日には地区の会合が行われるそうですので、動物の情報があれば共有させていただくことになっています。

 

明日の活動は解除前となりますので、5月以降の活動で徐々に状況が見えてくると思います。

 

現在の給餌・支援箇所と合わせて、長泥地区の解除されたエリアの状況を把握し、必要があれば対応して行く予定です。

 

2023年4月1日現在の避難状況
(飯舘村HPより)※()内、前月比
県外避難者数:  157名(±0名)
県内避難者数:3107名(△11名)
村内帰還者数:1216名(△8名)
 
上記の避難状況がどう変化するのか、しないのか、5月以降の村内帰還者数の増減に注目したいと思います。

 

 

東日本大震災による福島第一原発事故による被災地、飯舘村には、12年が経過した今も、未だにボランティアのご飯を待っているワンちゃんや猫ちゃんたちが残されているのです。

 

 
歳月が経つにつれ、家の主人が他界し、代替わりしたお宅では家屋の解体や、野生動物の寄り付きを嫌うなどの理由から餌場の撤去が行われ、数少なくなった餌場では、野生動物も出現するようになり、餌場から姿を消したり、無残な死を遂げた子がいます。
 
 
そのような状況下、当会では、餌場の提供をして頂いている親交の深い飼い主さんや家主さんと情報を共有し、不妊手術がなされていない新顔ちゃんが姿を現した場合には、他のボランティアさんとも意見交換を行い、不妊去勢手術後、状態にあわせて保護を行ったり、もとの餌場に戻しています。
 
 
定例の活動では、給餌・支援活動がメインとなりますが、時間が許す時は、不妊去勢手術のための捕獲や、それを機に保護したり、季節に合わせた環境改善などもイレギュラー活動として行っております。
 

動物は人と違い言葉を話すことができず、自ら救いの手を求めることができません。

 

その場所で来てくれることを信じて、ずっと待ち続けているのです。

 

当会では同じ志の方とともに、残されている動物を最後まで見守り続けたいと思います。

 
当会では預かりさまにご協力いただきながら、保護した子を人馴れさせ、新たなご家族とのご縁を繋ぎ、枠が空いた分だけ、次の子を保護しているような状況です。
 
もどかしい気持ちでいっぱいですが、あの子達の目を忘れることなど決してできません。
 
年齢も10歳前後の猫ちゃんで、人馴れに時間がかかり、夜鳴きもする。
ノンキャリアかどうかも保護しなければわからない。
簡単でないことは重々承知しております。
それでも、ここであきらめては、何のために飯舘村で活動してきたのかわからなくなります。
あきらめることなどできない。
 
ご支援者の皆さま、ご協力者さま、ボランティアさんとともに繋いできた大切な命・・・
 
当会では「命ある」うちに、
「姿を確認できている」うちに
頑張りすぎるくらい頑張ってきた子達を穏やかに安心できる場所で過ごさせてあげたい。
 

 

また、現在、預かりさま宅にいる子の中で健康状態が安定している子も徐々に里親様募集を開始していく予定です。

写真は「葉月ちゃん」(左側)と「ちまきちゃん」(右側)です。

 
 
飯舘村の猫ちゃんの受け入れ先とあわせまして、皆さまのご協力を心よりお願い申し上げます。

それぞれの子の詳細につきましては、保護後、メディカルチェックを行ってからお伝えさせていただいております。

とても難しいお願いだとは重々承知しておりますが、ご支援者の皆さまととともに繋いできた命、どうかお力をお貸しください。

 

どうか命あるうちに保護させてください。

 

叶うならば、安心して眠れる寝床と、彷徨うことなく毎日のご飯を口にできるようにしてあげたい。

どうかお力をお貸しください。

 
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☆仕分け積込みメンバー

(コロナのため仕分け積込作業なし)

 

☆現地入りメンバー

kishimoto、natsumint

 

仕事を終えたメンバーと合流したのが20時過ぎ。

道路の渋滞を考慮して早めに来てくださったのですが、子どもたちのお世話で間に合わず30分お待たせしてしまった。


いつものスタンドでガソリンを満タンにして東北道へ。



途中、車はいつもより多かったのですが、比較的スムーズに流れ、日付が変わって間もなく仮眠先の道の駅「までい館」に到着。

りんさんが道路状況と合わせて教えてくださった通り気温が8℃で寒い…

寒くて眠れるか…、眠らないと…

おやすみなさい。

 

 

「さくらちゃん」の捜索につきましては、今まで行った貼紙を頼りに、情報が入り次第、現地対応することと致します。

 

 

※活動行程について

今まで飯舘村のボランティアさんとの情報共有のため行程を記載しておりましたが、随時、情報を共有しながら活動を行っているため、万一の事態を防ぐため、行程の詳細は記載しないものと致しますのでご了承くださいませ。

 

29日(土)

拠点支援物資仕分積込・活動道具積込12号線北側~12号線南側給餌・監視カメラデータ回収)拠点(片付け)~隣町動物病院(TNR費用精算)

 

設置中の監視カメラは、データを回収し、電池交換をして再設置です。

保護できるその日まで、監視カメラを設置し続けます。

 

 

皆さまに託していただいた想いとともに、メンバー一同、安全第一で、より多くの命をつなぐことができるよう、これからも最善を尽くしてまいります。

 
皆さまに託していただいた想いとともに、ほんの一時でも、あの子たちのお腹と心を満たしてあげたい。
どうか温かなごはんと人の温もりを届けられるように、お天気に恵まれるようお祈りくださいませ。

 

現地入りを支えてくださっている全ての皆さまへ心より感謝申し上げます。

 

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※支援物資到着のご報告の件でございます。


月ごとの状況にあわせ、オフィスとヤマト営業所止め、福島県飯舘村拠点の三ヶ所に分けて物資の募集をさせて頂いております。

「ヤマト運輸さん以外」からオフィスへ、ヤマト運輸さん営業所止めへ、福島県飯舘村拠点へご手配いただいた物資ともに伝票整理がこれからとなります。

ブログ上、「支援物資の御礼」の記事内にてご報告させて頂きます。
その旨、予めご了承くださいませ。

 

※支援物資御礼の記事で記載しているハンドルネームの件でございますが
迷惑メッセ等で不快な思いをされている方がおりましたら
ハンドルネームからイニシャルへ変更させて頂きますので
メッセージにてご一報頂ければと思います。

 

※メッセージへのご返信が遅れており申し訳ございません。

順次お返事申し上げますので、少々お待ちくださいませ。

 

 

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