皆さまの想いとともに。。。 | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)
旧年中はコロナや災害、物価高が続く中、ご支援ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
本年もどうそ宜しくお願い申し上げます。
 
2011.3.11東日本大震災より、11年が経過。
 
2017年3月、帰還困難区域の長泥地区を除き避難解除となった飯舘村。
来年春の避難指示解除を目指して、帰還困難区域である長泥地区の一部区域(17%)で先行して住民が自宅に寝泊まりしながら帰還への準備を進める「準備宿泊」が始まっているとお知らせしましたが、村の方のお話によると、おそらく戻ってくる人はいないだろうとのこと・・・。
現実に目を向け、村民の方の声に耳を傾けて、本当に必要とされていること、望まれていることは何なのかを考え、それらに向けて全力を注いでほしいと心から願います。
 
 
2022年12月1日現在の避難状況
(飯舘村HPより)※()内、前月比
県外避難者数:  163名(△1名)
県内避難者数:3166名(△21名)
村内帰還者数:1232名(△1名)
 
 
歳月が経つにつれ、家の主人が他界し、代替わりしたお宅では家屋の解体や、野生動物の寄り付きを嫌うなどの理由から餌場の撤去が行われ、数少なくなった餌場では、野生動物も出現するようになり、餌場から姿を消したり、無残な死を遂げた子もいます。
 
歳を重ねてきた飯舘村の子供達・・・
厳しい状況が続いています。
全国どこも同じような状況かと思われますが、天候や災害の影響などで、山で食べ物にありつくことができなくなってしまった野生動物の影響が出ています。
 
ワンちゃんや猫ちゃん鶏さんも、
そして、野生動物も、
どちらも同じ大切な命です。
毎回毎回思うのですが、住み分けができて共存できれば良いと思うのですが・・・
 
そのような状況下、当会では、餌場の提供をして頂いている親交の深い飼い主さんや家主さんと情報を共有し、不妊手術がなされていない新顔ちゃんが姿を現した場合には、他のボランティアさんとも意見交換を行い、不妊去勢手術後、状態にあわせて保護を行ったり、もとの餌場に戻しています。
 
ですが、一度捕獲器に入った子は、次は入りづらい。
 
できれば手術を機に保護して新たなにゃん生を歩ませてあげたい。
 
当会では預かりさまにご協力いただきながら、保護した子を人馴れさせ、新たなご家族とのご縁を繋ぎ、枠が空いた分だけ、次の子を保護しているような状況です。
 
もどかしい気持ちでいっぱいですが、あの子達の目を忘れることなど決してできません。
 
今、できることは、これ以上幸せになれない命を増やさないことです。
 
定例の活動では、給餌・支援活動がメインとなりますが、時間が許す時は、不妊去勢手術のための捕獲や、それを機に保護したり、季節に合わせた環境改善などもイレギュラー活動として行っております。
 
現在、飯舘村に関わるボランティアさんや預かりさまもいっぱいいっぱいの状況であること。
厳しい寒さ、積雪の中で、猫ちゃんたちが散って新たな餌場を求めてさまようことがないように春まで一旦捕獲をストップするかどうか・・・、出発、ギリギリまで村のボランティアさん、メンバーと相談を重ねました。
 
11月に回収した監視カメラには2匹のミケちゃんが映っており、状況的に受入先さえあれば、直ぐにでも保護したい気持ちなのですが、今回の活動での捕獲は一旦断念することになりました。
 
監視カメラのデータから2匹の猫ちゃんの動きや出てくる時間帯を見て、飯舘村の子の餌場で使用している「まだおさん制作の給餌BOX」型捕獲器を今回使用する予定でした。
受入先ができた段階で、一番早く捕獲に向かえる人が捕獲を行う。
それまでは監視カメラを継続、給餌で繋いでまいります。
 
また、一昨年末に猫ちゃんが2匹いた現場から他のボランティアさんが1匹だけ保護し、残された子が見えなくなっている現場では、今回も監視カメラを継続します。
 
一度捕獲器に入りTNRされた子たちの捕獲もかなりの苦戦。
10歳前後の猫ちゃんで、人馴れに時間がかかり、夜鳴きもする。
ノンキャリアかどうかも保護しなければわからない。
簡単でないことは重々承知しております。
それでも、ここであきらめては、何のために飯舘村で活動してきたのかわからなくなります。
あきらめることなどできない。
 
ご支援者の皆さま、ご協力者さま、ボランティアさんとともに繋いできた大切な命・・・
 
当会では「命ある」うちに、
「姿を確認できている」うちに
頑張りすぎるくらい頑張ってきた子達を穏やかに安心できる場所で過ごさせてあげたい。
 
 
飯舘村の猫ちゃんの受け入れ先を緊急募集致します。

それぞれの子の詳細につきましては、保護後、メディカルチェックを行ってからお伝えさせていただいております。

とても難しいお願いだとは重々承知しておりますが、ご支援者の皆さまととともに繋いできた命、どうかお力をお貸しください。

 

どうか命あるうちに保護させてください。

 

叶うならば、安心して眠れる寝床と、彷徨うことなく毎日のご飯を口にできるようにしてあげたい。

どうかお力をお貸しください。

 
 
****************************************

☆仕分け積込みメンバー

(コロナのため仕分け積込作業なし)

 

☆現地入りメンバー

kksan、kishimoto、natsumint

 

 


7日(土)、メンバーが仕事を終えて合流、暗くなる前に東北道へ。



到着時間が当初の予定より遅くなってしまったため、そのまま福島市内まで車を走らせ24時間営業のトライアルで銀スプを購入。

遅めの夕食を済ませて、道の駅「かわまた」で仮眠。



今から出発、山形のメンバーkksanと8時に拠点で合流。

年末に届けられた、子どもたちへの想いがたくさん詰まった物資の仕分け積み込みを行い活動開始です。

 

今回は給餌と並行して監視カメラの回収と設置を行います。

お天気に恵まれ、一時でも子どもたちのお腹と心を満たしてあげることができますようにお祈りくださいませ。

 

 

今後の「さくらちゃん」の捜索につきましては、今まで行った貼紙を頼りに、情報が入り次第、現地対応することと致します。

 

 

※活動行程について

今まで飯舘村のボランティアさんとの情報共有のため行程を記載しておりましたが、随時、情報を共有しながら活動を行っているため、万一の事態を防ぐため、行程の詳細は記載しないものと致しますのでご了承くださいませ。

 

7日(土)

仕事が終わり次第、出発〜不足分フードの買い出し

8日(日)

拠点支援物資仕分積込・活動道具積込12号線北側~12号線南側給餌・監視カメラ設置)〜拠点(片付け)

 

 

 

皆さまに託していただいた想いとともに、メンバー一同、安全第一で、より多くの命をつなぐことができるよう、これからも最善を尽くしてまいります。

 

どうか、一人でも多くの子たちと出会い、お腹と心を満たしてあげることができるようお祈りくださいませ。

 

現地入りを支えてくださっている全ての皆さまに心より感謝申し上げます。

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

※支援物資到着のご報告の件でございます。


月ごとの状況にあわせ、オフィスとヤマト営業所止め、福島県飯舘村拠点の三ヶ所に分けて物資の募集をさせて頂いております。

「ヤマト運輸さん以外」からオフィスへ、ヤマト運輸さん営業所止めへ、福島県飯舘村拠点へご手配いただいた物資ともに伝票整理がこれからとなります。

ブログ上、「支援物資の御礼」の記事内にてご報告させて頂きます。
その旨、予めご了承くださいませ。

 

※支援物資御礼の記事で記載しているハンドルネームの件でございますが
迷惑メッセ等で不快な思いをされている方がおりましたら
ハンドルネームからイニシャルへ変更させて頂きますので
メッセージにてご一報頂ければと思います。

 

※メッセージへのご返信が遅れており申し訳ございません。

順次お返事申し上げますので、少々お待ちくださいませ。

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..o○☆*o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

CDCA 代表理事 西澤ひと美

090-3815-2924  

 

画像 

 

一般社団法人民間災害時動物救済本部

(CDCA)

 

新しいバナーができました。リンクフリーです。

※CDCAのHP、順次リニューアル中

 

 

ご寄付 支援物資

緊急:福島県飯舘村、猫ちゃん受け入れ先募集

ボランティア募集

 

CDCA民間災害時動物救済本部

フェイスブックページ開設

https://www.facebook.com/cdca.animal/

CDCA活動報告はこちらより

2023/1/8現在