当初、10月22日(土)午後から都内を出て静岡に向かう予定でしたが、スケジュール変更により、早朝に都内を出て、途中、静岡在住の里親さまご夫妻と合流し静岡市へ。
最初に向かったのは、清水産業・情報プラザ。
こちら清水区の会場では土日祝日も休むことなく毎日朝10時から16時まで災害対策士業連絡会の先生方による生活何でも相談会が11月中旬まで行われています。
相談会が始まる前に到着することができましたので、早速、行政書士でもあり、伊東市議会議員のS先生に当会のチラシをお届けし、ご相談に来られた方の中でペットのことで困ってらっしゃる方がいらした際には情報を共有していただくようお願いさせていただく。
チラシは葵区・駿河区の相談会の方にも共有していただくことになっています。
避難所が開設されている状況であれば、ヒアリングに向かわせていただきますが、避難所が閉鎖されているため、ヒアリングを行うことができません。
そのため、被災された方が相談に来られる災害対策士業連絡会の先生方にご協力いただいております。
移動の途中、清水区災害ボランティアセンターへ。
被災された方のお手伝いに入られるボランティアさんが集合される場所になります。
泥出しや災害ごみの搬出など、被災された方の一番身近で活動されるため、他の災害現場でも、ボランティアさんを通してペットに関わるご相談が入ってくることが多いのです。
そのため、立ち寄らせていただき、チラシをお渡しして情報を共有していただくことになりました。
こちらでご対応くださったのは、千葉県と群馬県の社会福祉協議会からお手伝いに入られている方でした。
遠方からありがとうございます。
10月22日は9月23日の災害発生から28日目になります。
清水区内で被害が多かったエリアは鳥坂、大内、押切、天王東、下野とお聞きしました。
北街道沿いを車で進んでいくと閉店したままのコンビニや泥を被った中古車販売店の車などが目に留まりました。
豪雨からまもなく1ヶ月になるというのに写真のように道路に茶色い土が残っている場所も多々見受けられました。
※家屋浸水の写真はご近所の方が撮影
※動画はりくくんのお父さんが撮影
次に向かったのは、今回、一時預かりのご相談をいただいた「りくくん」のお家になり、清水区の被害が大きかった鳥坂から車で5分くらいの場所に位置しています。
豪雨が発生した9月23日はご家族で外出されていたそうです。
24日の午前2時から3時頃が浸水深のピークだったそうで、その時は車が水に浸かり、あちらこちらでクラクションが鳴り響いていたそうです。
家屋が浸水している写真3枚は、ご近所の方が24日の朝に撮影されたそうです。
動画は豪雨の翌日24日に外出先から戻られた「りくくん」のお父さんがご自宅の様子を撮影されたもので、水が引いた後になります。
静岡市では10月21日現在で住家の全壊2棟、半壊1,780棟、一部損壊1,635棟、床上浸水3,812棟、床下浸水1,394棟になります。
これだけの被害が出ているにもかかわらず、なぜかメディアに取り上げられることが少ない状況でボランティアさんの人手も不足しているそうです。
そのため、今回の台風15号の被害状況を知っていただくために、ご了承のもと、動画をブログにアップさせていただくことになりました。
和室の畳は浮き上がり、押し入れの中やソファのクッション部分まで浸水し、りくくんが使用しているケージもかなりの高さまで水に浸かったのがわかります。
お風呂の排水溝や二階のトイレまで汚水が逆流し、外に置いてあった車はハンドル下まで水に浸かり使用できなくなったそうです。
各機関との打ち合わせ後、リフォームを予定されているそうですが、その間の応急的な受け入れ先(公営住宅)はペット不可のため、ペットホテルなどにも預かりをお願いをされたそうですが、長期間の受け入れを行っていないとのことで困られていたそうです。
その時に、お手伝いに入られたボランティアさんが他に困りごとがありませんかとお話をされたところ、りくくんのご相談があり、災害対策士業連絡会の先生から当会にご連絡をいただき、訪問させていただきました。
りくくんはリフォームが始まるタイミングで一時預かりさせていただくことになります。
りくくんと同じように、リフォーム工事の間の一時預かりなどで困っている飼い主さんがいらっしゃいましたらご連絡をお待ちしております。
次に向かったのは静岡県災害ボランティア本部・情報センター。
訪問した際に、ペットの一時預かりでご連絡をくださった司法書士の先生が別の用事でお見えになっているということで、事務局長が案内してくださりご挨拶をさせていただくことができました。
本部に戻り、今回の活動のご報告とあわせて、前日21日までの被災家屋の状況とニーズの件数を共有させていただく。
ニーズは1,000件以上上がってきているそうですが、相談窓口に来られた方や、お手伝いに入ったボランティアさんが現地で偶然把握されたニーズであり、様々な障壁により訪問による把握はなかなか難しいそうです。
1,000件以上のご相談の中で、ペットに関する相談がどれだけ出てくるのか・・・
まだまだ全体の数が見えてこない状況ですが、熱い志を持たれた先生方が窓口で相談を受けてくださっているので、共有された情報に基づいてしっかりと対応できるように取り組んで参りたいと思います。
静岡県の台風15号による被災状況がなぜマスコミなどで取り上げられないのか・・・
待機していても一向に情報があがってきません。
災害発生当初、停電や断水などが各地で多数発生したのが影響して、写真や動画などをSNSに上げるゆとりがなかったのかもしれません。
そのような中で昨夜22日行われたジュピロ磐田と清水エスパルスのサッカーの試合で「CLAP FOR RESCUERS」が開催されました。
CLAP FOR RESCUERS
皆さまへの感謝
がんばろう清水・静岡!がんばろう磐田!
台風15号で被災された皆さま、復旧に携わるすべての皆さまへ感謝と勇気の「Clap」を
打合せを終えて18時過ぎの電車に乗り都内へ。
東海道線で3時間ちょっとです。
今回の活動にご一緒くださった静岡在住の里親さまご夫妻、
お仕事を終えて休む間もなくご一緒いただいたmayumisan、
ずっと運転してくださったご主人さま、
大変お世話になり、ありがとうございました。
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現在、今後の生活に不安を抱いている方、どうしたらよいかわからない方などに向けて静岡県弁護士会、士業連絡会が相談窓口を設置してくださっています。
「困っていてどうしたらよいかわからない方は一緒に連れてきてあげてください」と弁護士の先生が仰っていました。
被災者の方にとって本当に心強い言葉だと思います。
困っている方にこの情報が届きますように!
【弁護士会 電話相談】
054-204-1999
平日
10:00~12:00
13:00~16:00
【士業連絡会の生活何でも相談会】
10月3日(月)~11月中旬
10:00~16:00
(土日祝は清水区のみ)
場所
葵区:静岡市葵区 静岡庁舎新館1階ロビー
駿河区:駿河区役所3階
清水区:静岡市清水産業・情報プラザ2階
【ご相談窓口】
☎ 090-3815-2924(にしざわ)
☎ 090-3221-7705(きしもと)
mail cdca119@yahoo.co.jp
Twitter・Facebookなどのメッセージからでも可能
当会では静岡県災害ボランティア本部・情報センターにご支援の内容を登録し、静岡県内の災害ボランティアセンターと情報を共有していただき、支援の要望があった際には対応させていただくことといたします。
また、災害ボランティアセンター以外からでも、今まで通り、下記記載の連絡先でご相談をお受けいたします。
●支援対象
台風により土砂崩れや浸水被害、断水などで被害に遭われたペットを飼われている方
●支援内容
・ペット用物資の提供
(フード・トイレ・ケージ・キャリーバッグ等)
・災害によるペットの脱走や迷子捜索のお手伝い
・一預かりなど、ご相談
おひとりで抱え込まずに、まずはご相談ください。
※すぐに電話に出れない場合がありますが、あらかじめご了承ください。
後ほど、ご連絡させていただきます。
困ってらっしゃる方、一人でも多くの方の目に留まりますよう、引き続き拡散のご協力をお願いいたします。
一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)
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2022/10/23現在