家の壁の中の仔猫ちゃん、緊急レスキュー無事完了! | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)

5月15日(土)から当会の車が車検のため都内のディーラーさんへ預けることになり、事前の見積で右前タイヤが外れないので場合によっては一週間の預かりになるかもしれないとのことでしたが、外れなかったタイヤも切り離して部品交換することにより、なんとか翌16日(日)の夕方には車が戻ってこれるということで待機することに。

 

 

 

とあるお宅の前を通り過ぎようとしたところ、明らかに乳飲み子ちゃんと思われる鳴き声が聞こえた。

家と家の間の狭い通路からなのか・・・

メンバーと確認をすると、家の壁の中から聞こえているように思えたので、室内で飼われているのかインターホンを鳴らしてみる。

奥様がご対応くださりお話をうかがうと、なんと前日の土曜日の朝から壁の中から鳴き声が聞こえ始め、どうしたらよいのか思案していたとのこと。

 

 

 

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image周辺には猫ちゃんの姿もあり、耳カットされていたミケちゃんもいましたが、耳カットされていない子も2匹くらい見かけているそうで・・・

仔猫ちゃんが壁の中に入り込んでしまったお宅では、今までも敷地の通路や自転車のカゴの中で仔猫ちゃんを見つけたことがあり、その度に猫ちゃんのためにご尽力くださっていたそうです。

メンバーとご近所をまわると、外で餌やりをされているお宅の周囲には猫除けグッズが置かれていて、ご近所間でのトラブルもありそうです。

 

 

 

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家主さんのご了解もいただき、壁の中の仔猫ちゃんをレスキューすることに。

 

しかし、

壁を壊すのも、元通りに戻すことを前提にして壊さなければならず、構造上の問題が生じてはいけません。

 

そのため、大工さんを探すことになり、同区内のTNRなどでご尽力くださっている区議の宮本先生にご連絡。

近くにいらっしゃるということで駆けつけてくださり、状況を確認して心当たりのある大工さんにあたっていただきましたが、日曜日ということもあり、最短で翌日の月曜日になってしまうとのこと。

外は雨が降ったりやんだりで、かなり気温も下がってきています。

 

丁度その時、お声掛けさせていただいていた獣医の先生からご連絡があり、親しくされているボランティアさんの弟さんが大工さんで、これから10分くらいで向かってくださるとのこと。

 

よっしゃー!

 

丁寧に壁紙を剥がし、最初はノコギリで静かに進めようと試みましたが、歯が入らない部分があり、グラインダーで慎重に四角くカット。

 

 

 

 




 

imageその四角くカットされた壁の中を懐中電灯で照らすと、仔猫ちゃんの体がピタッとはまるブロックの基礎の隙間にいるのを発見。

こんなに小さな体で大きな声で鳴き続けて・・・

なんて生命力の強い子なのでしょう。

よくがんばりました!!!

 

 

 

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仔猫ちゃんをメンバーに預け、空間を懐中電灯で照らしても、耳を澄ませても他の子達の気配が感じられません。

いったい他の仔猫ちゃんはどこにいるのだろう・・・

この子を保護するまでの間、周辺を歩いても鳴き声も聞こえず、この空間を動画で撮っても中には見当たらない。

 

家主さん、大工さんとお話をさせていただき、次の週末までこのままの壁の状態で変化があるかどうか様子を見ることに。

万一、他の猫ちゃんの気配がある場合には直ぐにご連絡を頂くようお願いさせていただく。

週末までに変化がなければ侵入口を探して、そこと合わせて壊した壁の部分を直すことになりました。

 

 

 

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レスキューの後はF先生の待つ動物病院に仔猫ちゃんを預けて、車検の完了した車を引き取りにディーラーさんへ。

仔猫ちゃんは♀でした。

おちっこ、トントンしてもらいスッキリしたね。

 

 

 

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F先生にプレゼントしていただいた暖かハウスのまま、東京犬猫日和のSさまとの合流地点へ19時過ぎに搬送。

 

体を洗っていただきミルクも飲んでぐっすり。

 

いつもいつも急なことにもかかわらず、この度も直ぐにご対応いただき感謝申し上げます。

 

鳴き声を耳にしたのが13時半過ぎ、レスキュー完了が17時頃。

仔猫ちゃんのレスキューは時間が勝負!

家主さま、区議会議員の宮本先生、獣医のF先生、

大先輩のボランティアのMさま&大工さんの弟さま、

預かりさまの犬猫東京日和のSさま

皆さまの迅速なご判断とお力添えにより、尊い命を繋ぐことができましたこと、心より感謝申し上げます。

 

こんなに小さな体で大きな声で鳴き続けた仔猫ちゃん~

ふかふかベッドで寝ている姿を目にすると疲れも吹き飛びます。

幸せになろうね。。。

 

【緊急のお願い】

 

ご支援者の皆さまとともに繋いできた物言えぬ尊い命・・・

決してあきらめることなどできません。

 

出会えた時がチャンス、

お外の子たちは飯舘に限らず、次に必ず出会えるという保証は何一つありません。

 

餌場を失い、行方が分からなくなっている子達、解体が始まり取り残されている子達、

ボロボロになってさまよっている子達と必ず出会えると信じて、こらからも捕獲器を積んで向かいます。

 

まだまだ、保護をしたい子がいます。

連れて帰りたい子がいます。

餌場を撤去された場所、野生動物が姿を現す餌場では、子供たちの姿が見えなくなってきています。

 

どうか命あるうちに保護させてください。

 

叶うならば、安心して眠れる寝床と、彷徨うことなく毎日のご飯を口にできるようにしてあげたい。

 

また、最近では、被災地以外で飼い主さんが他界されたり、施設入所などに伴い取り残されている子の保護依頼が増えております。

 

一時預かり様、譲渡会に向けて人馴れをさせてくださる方、里親様を引き続き緊急で募集いたします。

ご連絡をお待ちしております。

☎090-3815-2924

 

どうか皆さまのお力をお貸しください。

できることをつなげて、より多くの命を繋ぐために!!!

 

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