昨年2月22日20時16分、都内病院にて、
悪性リンパ腫によりお空へと旅立った
飯舘村出身の「キジ子ちゃん」こと「ペペちゃん」。
日付が変わってしまいましたが、
2月22日は猫の日でもあり、
キジ子ちゃんの命日でもあります。
一年間、ずっと触れることができなかったキジ子ちゃんのこと・・・
ご報告させて頂きたいと思います。
。
キジ子ちゃんと初めて出会ったのは2012年9月、
お父さんのお話ですと震災の前の年に生まれたとのことですが、
2012年の春生まれではないかと思います。
大人の猫ちゃんに交じってミルクやウエットを頬張っていた頃が懐かしい・・・。
そのうち訪問するたびにカロリーエースをちょうだいするようになり、
きっと体が欲していたのでしょう。
そして、
いつもであれば一番に姿を現していたキジ子ちゃんですが、
側にいても気付かないくらいおとなしくて・・・
何かおかしい・・・
病院へ連れていかなければ・・・
そこへちょうど飼い主さんが戻られ、
病院搬送のご了解を頂き隣町の病院へ搬送。
診察の結果、大きな病院で早急に診て頂いた方が良いとのこと。
直ぐに、都内のかかりつけの病院に連絡、
受入れの準備を進めて頂き、活動終了後に都内病院へ搬送。
以下に続きます。
緊急のお願い
https://ameblo.jp/natsumint19/entry-12245072172.html
キジ子ちゃん（ペペ）のご報告-1
https://ameblo.jp/natsumint19/entry-12245887454.html
キジ子ちゃん（ペペ）のご報告-2
https://ameblo.jp/natsumint19/entry-12246357630.html
キジ子ちゃん（ペペ）のご報告-3
https://ameblo.jp/natsumint19/entry-12247162522.html
キジ子ちゃん（ペペ）のご報告-4
https://ameblo.jp/natsumint19/entry-12247668137.html
キジ子ちゃん（ペペ）のご報告-5
https://ameblo.jp/natsumint19/entry-12249424539.html
精密検査の結果、
ダブルキャリアで肝臓の悪性リンパ腫と判明。
搬送後は一時食欲も戻り、
尻尾を上げてカロリーエースを欲しがるほどに。
今のうちに治療を開始できればと
ドイツからのお薬待ちの状態でした。
ところが貧血が進み、
造血剤や輸血、白血球を増やす注射など
精一杯の治療を行ってくださいましたが、
ドイツからのお薬が届く前に、
3回目の抗がん剤の後、お空に旅立ちました。
あんなに食欲も戻り頑張っていたのに間に合わず、
無念で悔しくて悔しくて・・・
応援してくださっている皆さまへのご報告のため、
キジ子ちゃんの頑張っている姿の写真を撮らなければと思いましたが、
カメラを構えるよりも一分一秒でもキジ子ちゃんの姿を目に焼き付けておきたい、最後はカメラを向けることができませんでした。
写真の1～3枚目は、2月22日16時54分、
キジ子ちゃんが亡くなる前に撮った最後の写真になります。
キジ子ちゃんは酸素室に入っており、食欲がないため、
持参した数種類のサプリメントなどを用意、
どれも口にすることはできませんでした。
酸素が薄まってしまってはいけないので、
「キーキ」と声をかけながら頭を撫でて直ぐに扉を閉めると
辛そうに横たわっていたキジ子ちゃんがむくっと起きて
まるで正座をするようにケージの扉の前に座り
「にゃー」と一言発しました。
その鳴き声が最後のキジ子ちゃんの声です。
この写真を撮った直ぐ後です。
キジ子ちゃんが入院してからは、
お仕事が終わり次第、ほぼ毎日面会に行き、
「キーちゃん、またね！」というと、
ずっと私の方を見ていたキジ子ちゃん・・・
でも、2月22日の日だけは違っていたのです。
「キーちゃん、またね！」と言っても反対の方に視線をそらしたまま、
こちらを見てくれません。
ケージの前に戻って「またね！」と言っても・・・
このとき、「またね！」はもうないんだよと、
キジ子ちゃんにわかっていたのでしょう。
また、涙が出てきてしまった・・・
まだ、まだ、だめですね・・・
病院はとても混んでいるのでお邪魔になってはいけません。
後ろ髪を引かれる思いで病院をあとにして・・・
いつもであれば朝が早いため、直ぐに自宅に戻るのですが、
この日は家へ向かう足が重く、
どのくらいでしょうか、
病院のそばにあるアーケード街を彷徨っていました。
帰宅して保護っ子ちゃんたちのお世話が終わった20時過ぎに
病院からの着信・・・
こわくて、聞きたくなくて、でも、出なければならない・・・
キジ子ちゃんが亡くなりました
これから直ぐに来れますかと・・・
メンバーと受け入れのお申し出をくださっていた「うにゃさん」に連絡をして、病院へ向いました。
そして、「うにゃさん」とお嬢さんの「たまさん」も駆けつけてくださり、
お仕事途中のメンバーもキジ子ちゃんとわたしを自宅まで送り届けてくださいました。
22日、初めて我が家にキジ子ちゃんを迎えて
朝まで一緒に眠りました。
2月24日には飯舘の活動のため自宅を離れます。
23日一日しかありません・・・、
キジ子ちゃんを荼毘に付し、
翌日からの活動に備え、そのまま心を閉じさせて頂きました。
そして、
一年経った今、やっと、キジ子ちゃんの頑張りを
応援してくださった皆さまにご報告することができました。
ダブルキャリアだったキジ子ちゃんを我が家に連れてくることができず、病院のケージの中で逝かせてしまいました。
飯舘からやってきて、どんなに心細かったことか、
キジ子ちゃん、ごめんね・・・
広いお家にお引越できるように
マミィお仕事がんばるから・・・
お空の上から見守っていてね。
たくさんのことを教えてくれてありがとう。
また、会えるその時まで。。。
最後になりましたが、
キジ子ちゃんのために様々な形で応援してくださった皆さまへ
この場をお借りして心より感謝申し上げます。
●飯舘
3月16日（金）出発、17日（土）～18日（日）確定
●仕分け積込み日：
3月16日（金）10時半、ヤマトさん集合確定
●物資募集期間：3月10日（土）～13日（火）確定
子供達の命を繋ぐことを一番に、
できることを繋げて足りないところを補い合う。
目の前の命、ひとつひとつとしっかりと向き合い、
頑張り続けている子供たちに
幸せな未来を見出してあげられるように
メンバーと心をひとつにして努力をして参ります。
そして、お願いです・・・
体力が落ちている子、怪我をしている子、
姿が見えなくなっている子が増えています。
また、飼い主さんが他界されたり、家屋の解体、餌場の撤収に伴い、行き場を失う子が出ております。
現地での活動は難しいけれど、飯舘の子供達（猫ちゃん）の預かり、里親さんになっても良いという方がいらっしゃまいしたら、natsumintまでお知らせください。
医療を施した後、里親さんが見つかるまでお預かり頂ける方、
厳しい状態の子を看取り覚悟でお世話してくださる方、
大変なお願いをしていることは重々承知しております。
子供達のために少しでもお力分けて頂けませんでしょうか。
どうぞ宜しくお願い致します。
【ご連絡先】
CDCA代表理事 西澤ひと美
☎090-3815-2924
※平日はお仕事のため、留守電の際は
ご伝言またはショートメールにてご用件をお願い致します。
必ず折り返しご連絡申し上げます。
一般社団法人民間災害時動物救済本部（CDCA）
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