４月３日の午後から関東地方では
爆弾低気圧の影響でものすごいことになっていましたが
みなさまのお宅は大丈夫でしたか・・・？
ブログを拝見していたら
福島の仮設住宅の屋根が壊れている被害があると聞き
あの子達はどうなっているのか・・・？
いてもたってもいられなくなり
ブロ友のてんてんてんこちゃんとともに
お知り合いの方に運転をお願いして
４月５日の早朝出発して現地の様子を見てきました。
いつもまわっている場所に着くと
猫ちゃんがいる場所のブルーシートが外れていたり
フードボールが遠くまで飛ばされていたり
犬小屋が動いていたり
一番酷かったのはわんちゃんがいたはずのビニールハウスが
引きちぎれてボロボロだったこと。
どんなに恐い思いをしたか・・・。
一匹ずつぎゅっと抱きしめたかった。
今回は急遽現地入りしたため、前夜に少しだけフードを購入し
残りは途中のコメリが開くのを待って用意していきました。
そのためいつもより１時間遅れです。
いつもの１軒目のお宅のぽん太ちゃん
ハウスは吹き飛んでいましたが
飼い主さんが戻ってきて直してくださってました。
ぽん太ちゃん良かったね！
この日はお母さんがいらして
お話しをたくさん伺うことができました。
ぽん太ちゃんは現在３歳ですごい甘えん坊さんだそうです。
いつもご飯を食べさせている間に
すっと自宅をあとにするそうですが
気が付いて必死で車を追いかけてくる姿を見るとたまらないと・・・
目に涙を浮かべて話してくださいました。
ぽん太ちゃんの所では夕方になると
犬小屋のすぐ横までイノシシが降りてくるそうです。
お母さんがとても心配されていました。
２軒目のコロちゃん。
この日、チビちゃんも一緒にいましたが
恥ずかしがってお山に上がってしまいました。
３月に来た時と比べてかなり足がふらついています。
お父さんの車を追って車道に出てることがありますので
十分気をつけてあげてください。
ここは７軒目のお宅です。
今日も４匹のわんちゃんとたくさんの猫ちゃんが待っていました。
ハウスも無事で良かった！
そして、７軒目の家の奥のお宅の猫ちゃん達にご飯を与えていると
見かけないわんちゃんが道路に登場・・・。
そこへ猫ちゃんのお宅の娘さんがちょうど戻ってこられたので
このわんちゃんに心当たりがあるか聞いてみると
数日前からこの辺をウロウロしているとのこと。
おやつの紗を差し出すとくわえるのですが食べようとせず
近くの草むらに隠しに行きます。
子供がいるのか・・・？
誰かを守っているのか・・・？
行き倒れになることは絶対にさせたくなかったので
４月２２日にこちらにお邪魔するまで
預ってもらうことにして次の家へ。
９軒目のお宅に着くとシーンとして気配がない・・・。
３月の時には２頭のわんちゃんが放し飼いで
２匹の猫ちゃんは家の中
ビニールハウスの中の檻には２頭のわんちゃんがいたはずなのに
恐る恐るビニールハウスを除くと
前回放し飼いだったこの子が鳴き声一つあげず
元気なさそうにションボリとしていました。
そばによると肩に手をかけて何か訴えています。
他の子達はどうしたんだろう・・・？
最近、いなくなることが多いので不安がよぎります。
ご飯とミルクとお水を与えて後ろ髪を引かれつつ次へ。
次のお宅では前回２羽のニワトリさんが亡くなって
１羽で頑張っていたニワトリさんの悲しい姿がありました。
小屋の裏側が掘られていて何かが侵入したのでしょう。
ここにはもうニワトリさんが１羽もいません。
震災から１年間頑張って生延びてきたのに
助けてあげることができませんでした。
鳥小屋のまわりは、他の動物が侵入できないように
板を打ち込んでおかないと同じ被害が起きる可能性があります。
３月の時に、そこまで頭がまわりませんでした。
ニワトリさん 気付くことができずにごめんなさい。
次のお宅は餓えた猫ちゃんのいるところです。
ここではブルーシートが外れかかってぶら下がっている状態でした。
雨も風も吹き込んでどんなに寒かったか・・・。
今回はなぜだか猫ちゃんの写真がありませんが
ハチワレの黒白猫ちゃん、
大好きなチャオとミルクと一緒にご飯を食べてくれました。
そして、この子は他のボランティアさんが気に掛けていた
ガリガリのセッターちゃん。
わたしは初めて会いましたがとても性格の良い子です。
ここも本当に奥地ですが、忘れずにまわってあげてください。
お水とご飯、待ってます！
そして、ここから引き返します。
先程の放浪していた茶色のわんちゃん、気になります。
前回の写真で確認してみるとビニールハウスの中に
１匹で残っている黒いわんちゃんと一緒に放し飼いでいた子にソックリ。
預って頂くお約束をした娘さんのもとへ行くと鳴いてばかりいるとのこと。
手持ちの写真と比較しても似ている・・・。
娘さんにリードをお借りして一緒に黒ちゃんの待つ家へ向かうと
なんだか嬉しそうにサッサと歩き始めました。
そして、黒ちゃんのもとに到着すると
今まで元気がなかった黒ちゃんが尻尾をブンブン振り始めて
全身で喜びを表していました。
おそらく、フードもお水もカラカラで黒ちゃんがつながれていたので
茶色のわんちゃんが餌を探しにさまよっていたんですね。
だから、おやつをあげても自分で食べることなく
草むらに隠して黒ちゃんに運ぼうとしていたんです。
その子もお腹をすかせていそうなのに
餌をあげても食べずに隠したりする場合には
必ずと言って良いほど何かを守っているんですよね。
それが仔犬だったり、体の弱い仲間だったり。
その時に目の前に現れている子だけを保護すると
残された子は１匹では生きていけなくなりますので要注意です。
気付いて良かった！
写真持ってて良かった！
その後、ご連絡を頂き、立ち寄った時にいなかった
４匹のわんにゃんは去勢、避妊手術で病院へ行っていたそうです。
ホット一安心です。
ご協力、ご連絡頂いた娘さんに感謝です！
ありがとうございました。
***続く***