先々週から各テレビ局の音楽祭が花盛り。日テレのTHE MUSIC DAYに始まりフジのFNS歌謡祭、そしてTBSの音楽の日と続いた。昔は各テレビ局の音楽祭といえば賞レースのことを指し、少年隊がデビューした頃はレコ大、歌謡大賞といった大きな音楽祭以外にこういった各局主催の賞を毎週のように受賞していた。それがいつの頃からか賞レースが下火になって、各局競い合うように長時間特番を組んで人気歌手が持ち歌やコラボを披露する場になっていった。そうなってからは少年隊は全くお呼びがかからなくなった。CD出さないんだから仕方ないとはいえ、本来であれば実力に秀でた彼らこそコラボやダンスや色んな企画で輝けてた筈なのにと今でも思う。
それはともかく、今年のFNS音楽祭ではミッツ・マングローブ率いる星屑スキャットとトニセンによる｢君だけに｣のコラボが披露された。正直ね、やっぱ悔しいんですわ、私としては。すまんのぅ、心が狭くて。そりゃあSnowManとかSixTONESとかいった共通点はジャニーズという以外に接点あるのか？な遠い後輩にカバーされるよりは良いとはいえ、もう３人揃ってはずっと歌ってなくて、今後もその機会が無いだろう本家のことを考えるとね😢
だって半年くらい前の番組でミッツさんが、コラボリクエストした時最初は少年隊と歌いたいって言って、でも色々難しいだろうしトニセンとで、って言ってたんだよね。そう。少年隊が揃って歌うことは今はとても難しいことなのだ。事務所に居たってなかなか揃わなかった３人が、事務所別れして一緒にやるには一体どれくらい年月が必要なんだろう。
といった訳で男闘呼組である。
男闘呼組再結成との記事を見て、音楽の日を見た。私は特に彼らのファンだったわけではない。ただ高橋一也と前田耕陽がニシキを尊敬していると当時アイドル誌で公言していたし、岡本健一もニシキとラジオをやったりして関係は近かったので(プライベートではゲームやったりしてた克っちゃんの方が岡本は仲良かったと思うけど)、そういう意味では数多いる後輩の中では好印象のグループではあった。だからその彼らが約30年ぶりに男闘呼組として歌うと知ったなら見ないわけにはいかないでしょう。そして告知のあった17時台、焦らしに焦らされ18時近くなって最後にその時はきた。
そこにはあの日突然私達の前から姿を消した男闘呼組が居た。
30年経ったとは思えないほど、当時の印象そのままで。
ジャニーズにずっといた岡本と、役者としてはコンスタントに表に出ていた一也はともかく、最もメディアに登場してない昭次がそのまんまだったのに感動してしまった(正直耕陽は太ったけど😅)そりゃあ勿論20代と全く同じではなく、歳を重ねた感はあるけどそれが良い方向に渋味を醸していて、歌声、ハーモニーも然り。期間限定での復活ということらしいが、ファンはどれだけ嬉しかったことだろう。良いなぁ…と羨ましく思いながら、同時にそこまでにかかった30年というのを見て愕然とする。それだけの年月を要してやっと辿り着けたんだよね。少年隊が活動してきた年月に近い期間、彼らはそれぞれで活動してきた。恐らく岡本がジャニーズとマネージメント契約にならなかったら、まだ時間が掛かったんじゃないかなぁ、わかんないけど。そう考えると、ここから30年…一人はまだジャニーズ…少年隊が再活動するにはとてつもなく高い壁があるんだなと思わざるを得ない。
時を同じくして先日、89年の中森明菜コンサートがリクエスト再放送されて、当時を知る私達世代だけでなく若い世代にも大きな反響を起こして、新たなファンも生まれているという。私も春先にあった本放送を観て録画も残したくらいには明菜ファンである。レコード時代には何枚かアルバムも買ってたし、CDもベストアルバムは持っている(というかCD時代に入ってからあまり活動が無くなってしまったから。この89年を境にね😢)
そんな中、ナイナイ岡村が先日のラジオで今更明菜ファンになったと言っていたらしい。勿論彼は世代ドンピシャだから、全盛期の明菜は見ている。のみならず芸能人になってから何回かは一緒に仕事もしているらしく、その時ですらファンにならなかったのに、今回コンサートを見たら今更こんな可愛い人だったんだと、凄い人だとは思ってたけど可愛いということにコンサート映像で初めて気づいたということらしい。遅いやいヽ(`Д´)ﾉ
そしてここでもまた私は思ってしまうのだ。少年隊のことを。
リアルタイムでファンだった私からすれば明菜にしても少年隊にしても何で今？とは思ってしまうけれども、岡村のラジオ発言でも分かるように、ある日突然良さに気づくってことって普通にあるんだよね、それもかなりの割合で。実際私も、それまでに存在を知ってたのに、たまたま見てたドラマの役が良くてファンになった俳優は何人かいる。役者さんてそういうはまり役を得て突然人気が出た人結構多いと思う。
ただ明菜も少年隊もその気づかれるスパンが長すぎない?!ってのが不幸なとこで、せめて10年くらいで気づいてくれれば良いのに、30年以上経ってからだから、すっかり両者ともシニアでさ💧奇しくも明菜も少年隊もワーナーパイオニアだったなぁ。アイドルの枠を超えた実力を持った早すぎたアイドル。
両者ともにこのまま伝説の…とか、レジェンドとかだけで、思い出の中だけに存在するのでは哀しすぎる。80年代ブームの昨今、やっと正当な評価を得て、沢山の人が今見たいと思っているのだ！男闘呼組のように30年も待たず復活できる何かが無いものだろうか、と、今日も悶々と考えている。権利関係やらなんやら大人の事情があるだろうし、本当に難しいことなのは分かってる。だからもし30年経ったそのときに漸く少年隊が復活したとしても、それはそれで受け入れるし感動モンだとは思う。でも、あの日と変わらず、いや紆余曲折を経て昔以上にとても輝いていた男闘呼組を見るにつけ、その日が一日でも早く訪れることを願わずにいられない。
だがしかし、まずは明日だ。
パパイヤ鈴木のHippieHappyDance。きっとニシキはパパイヤさんたちと楽しくカッコよく踊ってくれるのだろう。私は行かれないけど、今は期待でワクワクしている。そしてそれについても大人の事情が絡むけど、なんとか我々にも見せて貰えるようにパパイヤさんたちが頑張って下さってるらしい。本当に有難いことだ🙏いつかは３人でできるかも知れないしできないかも知れないけれど、今は今やってくれることを全力で楽しもう。ニシキ自身が今を楽しんでいるのだから。
夏海