さていよいよ間違った方向に向かい始めたプレゾン「愛史」。

とりあえず今夜もストーリーから・・・



物語は希代の大泥棒ソロがレグルスの瞳と呼ばれる宝石を
美術館から盗んだところから始まる。
指名手配されたソロを追う国際警察のバーンズ隊長は
ソロが乗った飛行機を追い、深い谷へと撃ち落とす。
そこは「勇者の谷」と呼ばれ古い伝説が残る未開の地だった。
目覚めたソロは自分が何者かも忘れていたが、

自分が持っていた宝石は何か大切なものと感ずる。

そこに一人の少年が現れるが、誤って川へ落ち

それを助けたソロは、勇者と呼ばれるようになる。

少年はこの村の王子だという。

今宵は33年に一度のアルタイルの祭り。

「獅子の星降る夜 満たされし光が獅子の鬣に宿るとき

二つの瞳の涙が闇の帳を解き放ち 天覆う命の翼が姿を現す」
この伝説どおりのことが起きれば不老長寿が約束されるが

その昔の宝、レグルスの瞳が何者かに盗まれて以来

この村には不幸が続いているのだという。

勇者こそがその不幸から我々を救ってくれると

村を挙げて歓迎されるソロの前に印田と名乗る男が現れる。
彼もどうやら宝を狙っているらしく何やらいわくがありそうだ。
更にバーンズもソロを追って村へ辿り着き彼を逮捕しようとするが
そこへマフィアの殺し屋チラノが宝を奪って逃げたソロを

抹殺すべく現れ、村中を荒らし大量虐殺し始める。
村を守れと村人達は立ち上がるが次々と虐殺されていく。
そしてチラノがその銃口をソロに向けた時、

王子がその前に立ちはだかり撃ち殺されてしまう。

悲しみにくれる村人達だが、

バーンズはソロが一度は王子の首を締めようとしたのを見ていた。

王子を殺したのはソロだと言い放つ。

衝撃を受けるソロだが、同時に自分の過去を思い出す。

欲しいもののためには沢山の者を手に掛けてきた罪深き過去。
ソロが悲嘆にくれる中、バーンズと印田は伝説の謎を解いていく。

伝説どおりに事が運べば、死んだ王子さえも蘇るのだ。

しかし村人の言う勇者とは、祭りの日に雷に打たれて

その身を神にささげる生贄のことだった。

なんと印田の曽祖父はソロと同じく、かつて勇者に祭り上げられ

生贄にされそうな所でレグルスの瞳を奪って逃げた張本人だった。

印田はその罪滅ぼしにこの村へ来たのだ。

しかし謎が解けかけたとき、またもチラノが現れる。

印田とバーンズは貨物列車をチラノの乗る装甲車に衝突させる。
これでやっとチラノが死んだと思ったが、彼はまだ生きており

バーンズが最終兵器として持ち込んだ爆弾を手にしていた。

そして爆弾のスイッチが押される。タイムリミットは1時間。
爆弾を探すバーンズ達の一方で、ソロの許にチラノが現れる。
実はチラノはソロの弟だった。ソロが王子を殺そうとしたとき
ソロの中に昔の凶悪な素顔を見て嬉しかったと語るチラノ。
そしてソロを刺そうとするが逆に刺され、もうすぐ爆発するこの村を

早く脱出しろと言い残して兄の腕の中で死んでゆく。

爆弾を発見したバーンズとインディーの前にソロが現れ
王子を蘇らせるために、爆発を利用して雷に打たれるという。

印田は伝説に賭けろと言い、伝説を信じないバーンズも

最後には可能性に賭ける。

ソロは宙へと飛び立った。そして・・・



このDVDももう5年見てなかったからすっかり忘れてたけど
ソロってマフィアの幹部って設定だったのね。
でもそれって必要な設定だったのか、甚だ疑問。
マフィアが、しかも下っ端ならともかく幹部が泥棒って・・・汗
それにも増して、国際警察イチの切れ者バーンズ
切れ者??お調子者の間違いじゃないの???ってくらい
切れ者ぶりの片鱗も見えなかったんだけど。
なんだか両者とも、カッコよさげな役職や通り名を一応

付けてみましたってだけで、全然それっぽいシーンがないので
何の意味も無い設定になってるのが残念だ。



しかしバーンズ隊長の初登場シーンでの

ロングコート姿はファンとしてはたまんないわドキドキ

ニッキにはロングコート。これ鉄板。
しかも基本的に衣装は警察というより軍隊の幹部っぽく。
これがまたしっくり来る。やっぱり非日常が合うのよね。
帽子とロングコートは本当に最初だけしか着用してないのが残念。

隊長と隊員MAのやり取りは楽しくて良かったな。
まだまだ不慣れながらも秋山以外のMAも少しずつ
ネタでの絡みにも対応できるようになってきたのが嬉しい。
「JUSTICE」は私の大好きな、

横で脚を高く上げる振りがいっぱいあって好きだった。

屋良がリュックを背負ったままで踊ってるのが可愛い(^∇^)



目が覚めたソロは全ての記憶を失くし、

近くに落ちていた箱を開けるといきなり踊りだす。
え?あの箱って、赤い靴のように

開けたものは踊りだす呪いかなんかかかっているの??



そこへピラニアの主を追った王子登場。

王子の演技は今改めてみても、強烈なものがある。
演技という以前に口も満足に回ってないんだもの。
それ考えると、知念や裕太は達者な方だと思うわ。
王子ってその後どうしてるんだろうと思ってたら
タイムリーに昨日のWSでHEY!SAY!JUMPの話題をやってて
実に5年ぶりに王子の姿を見た。
王子~~!
って、あれ?なんか、すごい変貌ぶりだね・・・汗
ちょっとイメージが違うかも。
そんな王子の手前に知念が立っていて
なんだか隔世の感があった。

子供って大きくなるの早いよね。



「楽屋で待つこと○○分!」チラノ登場。
アツヒロは宝塚コンサートで見たことがあるものの席が遠く、
肉眼ではっきりと見たのはこの時が初めてだった私。
かーっこいいぃ~。でもちっちゃーい。
というのがファーストインプレッション。
ソロナンバーもカッコよく決まっていて、
V6以来のなかなか頼もしい助っ人登場って感じだった。



銃を構えて辺りを探るバーンズに後ろから狙いをつけるチラノ。
ここのふたりが絵になってカッコイイ!!
全体的には二人ともふざけたシーンが多いんだけど
所々ではちょっとこういうハードボイルドな絵があって
そこではこっそり萌えていた。
やっぱね、イイ男が決め顔作ると無敵ですよ。



チラノに荒らされた村で銃撃の前に倒れる村人達。
ここがねーー汗
前年にも増してつか芝居全開で。
口上といい、闘争の雰囲気といい「飛龍伝」かと思っちゃった。

ちょっとばかし、今年の2部のジュニア達の

家庭環境暴露大会にも似てるかもだけど
客席全体に漂うなんとも微妙な雰囲気が寒かったなぁ。



その後諸々あってチラノが王子を銃殺しちゃうんだけど

ここ、なんでソロが一時王子の首を絞めようとしたのかが

よく解からなかった私。説明不足?理解力不足??

とにかく王子が死んでしまうわけだけど

うーーーーん。

やっぱこういう大事な役は子供と言えど演技が出来る子じゃないと

全然感動できなかったな。

本当は私は子供が死んじゃうのってそれだけで泣けるんだけど

(レ・ミズのガブローシュの死なんかは見るたび毎回号泣)

ここは全然だった。ちょっと荷が重すぎたと思うわ。


2幕は1幕に較べてかなり短く、

チラノ絡みでわいわいやってる内にラストになっていた印象。

最後にソロが飛行機で飛んでってチラノが待ってるとこが

2幕では一番印象深い感じかな。

実際、前回の目玉が水柱なら、

今回の目玉はこの飛行機って感じだったからね。

踊りや歌なんかに関しては

本編は誰のソロも、群舞もどれも地味な印象だったし。

ストーリーはいわずもがなだったし。


そんな訳で、この年もショータイムに楽しさを求めることになる。
ショータイムは光GENJIメドレーからスタート。

特にファンじゃなくてもやっぱり一時代を築いたアイドル。

聴くと懐かしさが蘇るね。



「美しき狼たち」ニシキの選曲はいつも謎(笑)
なんで今更「明日のジョー」?(しかも映画版)

とは思ったけど、結果オーライ。
前半は恒例のタキシード銀ちゃんモードで決めた後
丁度日韓W杯の年だったから途中から黄色い審判服にチェンジ。
ニシキより前に出たり目立つ出演者はイエローカード、
累積により翌日以降の舞台に出演できない
というのにも笑ったが
お客さんといえども、ニシキのギャグに笑わない
ニシキがいるのに別な出演者を見ているなどは妨害行為とみなし
一発レッドで即退場して頂きます
というのが
ギャグに見せた半分本気で笑えた。
この後のサッカーっぽい振り付けの中で個人的にウケたのが
試合前にやる集合写真の撮影風景の真似をしていたとこ。
あれ私もいつも疑問に思うんだけど、
なんで選手は揺れているんだろう。どなたかご存知の方います?
MAの扮装はトルシエより宮本よりロナウドより、
なんの真似もしてないのにサントスがダントツで似ている。
米花、南米顔だよね
笑わせつつ、アクションも例年より一番良かったし、
ニシキの銀ちゃんコーナーはこの年のが一番好きかも。



「Believe」でお客さんとブランコに乗るカッちゃん。
しかし以前にも書いたけど、今年もブランコに乗ってたし、
カッちゃんにブランコに乗らせたら右に出るものはないね。
ホントほのぼのしていて可愛くて、
学生時代にこういう爽やかなデートしてみたかったなぁ。



「TOMATO JUICE」は少年タイヤのエンディングで
流れていた時から凄く気に入っちゃって、
これはCDにならないの??と思っていたから、
このプレゾンで歌ってくれてサントラにも入って良かった。



ラストの「仮面舞踏会」♪強く強く♪の後の群舞が好き。
ロングコートを翻して踊る少年隊、カッコイイなぁ~ドキドキ
仮面って基本3人だけで歌い踊る曲だけど

この時の少年隊をトップに、

バックというよりも一団となって踊るパターンは今までになく

なんかすごくカッコイイと思った。

少年隊ってデビュー22年も経ってる割にシングル曲少ないし

ヒット曲はもっと少ないので(・・・汗

仮面にしても君だけににしても

色んなパターンのアレンジがされて何度も歌ってきたけど

その中でこの仮面は、私的には1番好きかも。



しかしこの「愛史」ではニシキがうっすらと髭を伸ばしていたため

本編の役的にはともかく、ショーでの衣装が似合わないこと。

それがとても心残りな「愛史」なのだった。



えーっと演出等については、

殆んど前年と変わらない感想しかないので割愛します。

何度も同じような批判めいた感想書くのもなんだし。

個人的には「EMOTION」の方がまだ評価が高いです。

これは前年以上に劇団チックな方向に向かっているし・・・むかっ

でも明日はある意味もっと問題作なんだよなぁ・・・ダウン


夏海