手 幼き頃は、この手がこんなに小さなものだと知らなかった気がついたらしわしわになって気がついたら折れちゃいそうなくらい細くなっていた何度も何度もご飯を作り、お皿を洗った手お洋服を直してくれた手教室まで忘れ物を届けてくれた手髪の毛をとかしてくれた手いつの日か私を叩いた手たくさんのしわは、私を愛してくれた一つ一つの証いつか私もこの証を刻めたらいいなあと何回会えるのかな心の底から思う大切な時間