感情はどれも大切
感情は大切ポジティブな感情は良いもの。ネガティブな感情は良くないもの。少し前まで私はそう思っていたし、そういう風に考えている人もいると思う。数年前までの私は、ネガティブな気持ちは持たないほうがいいなるべく外には出さないほうがいいと思ってたからなるべく隠して、押し殺してきた。隠しきれなくて、押し留めきれなくてときどき大爆発した。そして、それがまた自己嫌悪を呼び起こして…の、負のループだった。だけど、あるときを境に変わった。「ポジティブな感情」「ネガティブな感情」分けているのは自分。良いとか悪いとか思うのは、いつの間にか刷り込まれた、思い込み。嬉しいことや楽しいこと、幸せ…悲しいことやイライラ、落ち込むこと…どちらも、“ただの感情”そこには良いも悪いもない。その言葉に出会った時に、世界がパッと変わったように感じた。邪魔をされてイライラした。 →そんなことでイライラするなんて、 大人気ない。結果が出て嬉しかった。 →今回はよかったね、よし、次!そんな風に言ってた。思ってた。イライラした。嬉しかった。ただ、それだけのこと。「邪魔されて嫌だったんだね」「結果が出たんだ!がんばったね!嬉しいね!」子どもにはそう声かけができるのに自分には出来てなかった。自分に優しくできるようになってから人からの優しさに気づけるようになったし、素直に感謝できるようになった。メンタルが安定して、イライラしたり悲しくなることはもちろんあるけど前ほど引きずらなくなった。そして、そのおかげなのか子ども達のメンタルも安定してきたように思う。前回も書いたけど「何事も、まずは自分から」自分に優しく出来たら、相手にも優しくできる。自分が安定していたら、相手も変わる。かもしれない。私のお仕事は「演奏で感情を引き出すこと」そこから出てきた感情、ポジティブなものもネガティブなものも「そう感じたんだね」と、受け取って、受け入れてほしいと思う。