私が富山県に移住する前に住んでいた町には、有名な漢方薬局があり、そこに入ると『千と千尋の神隠し』のかま爺の仕事場のような沢山の引き出しがある壁があった記憶があります。
うつ病時代に精神科の薬を辞めようと思い、相談に出掛けたのは漢方薬局でした。
ダラダラと飲み続ける精神科の薬ではなく、漢方に切り替えたいと思ったからだったのですが、高くてお金が続かなさそうだったので、その時は諦めました。
漢方薬局の人からは、「薬を辞める為に、やらなければならないことが沢山あります」と言われました。
確かに沢山あるなぁと今は思います。
例えば自律神経を整えたり体温を上げたりする為に食事や生活習慣を改善することだとかね。
薬だけに頼らず、自力で出来ることを継続してちゃんとやることが大切で。
んで、
漢方薬は効き目が穏やかだから、すぐに効果が出ないと思われがちですが、咳止めはちゃんと合った漢方薬を飲めば3日で治るんですよ。
体質に合った漢方薬でないと効果がないので、合わないものを飲んだとて症状は治らない。
精神科で漢方薬を処方して飲んでたけれど、主治医は漢方に精通している訳ではなく、私の体質を知って処方していた訳でもなくて、
全く効き目を感じられなかったのは、私の体質に合っていなかったのだとつい最近分りました。
今、中国ドラマを見てるんだけどね、個々に合ったものを摂る必要性と言うものを私たちは学んで来なかったのだなぁと思います。
(食べ物や飲み物もね)
体質やタイミングや体調によって、摂るべきもの摂ってはいけないものがある。
私が子供の頃はまだギリギリ、民間療法で治そうとしてくれる祖父母がいてくれて、苦いアロエや大根飴を舐めさせてくれたけどね。
医食同源と言う考え方がまだ残っていたけどね。
病院に行けば治ると、他人任せにする親に育てられた世代がもう孫がいる歳になっていて。。。