【2014年2月12日 公開】
【摂食障害】
Facebookから辿り着いたネタです。
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私は小学生の頃、毎日吐いてから学校へ行ってました。
朝食を食べて、一度取り敢えず吐いてから。
母親いわく、私は赤ちゃんの頃から吐いていたらしく、
「こんな吐く子、よう育てやん!(育てられない)」と祖父の前で泣き、祖父に怒られていたそうな。
(そうか...生まれたばかりで放棄されてたか と、私は思ったね。)
吐くことが日常だったので、苦しんで吐いた覚えがない。
指を突っ込んで吐いたことは 一度もないから、摂食障害にありがちな指に吐きダコがあったことは 一度もない。
漫画で何かを吐かせるシーンが描いてあって、それで学習したので、もっと吐きやすくなった。
中途半端に食べると 吐きにくいことを知っていたから、思いっきりたらふく食べて吐いた。
躊躇ちゅうちょしないで食べた直後に吐かないと、胃液の味がして不味いことも学習し、
付き合いで夜中に食べても へっちゃらだった。
吐けば辻褄つじつまが合う。(体重が増えない)
お腹が空いたら食べて吐く。
食べることで体が満足して、胃の中身がなくなっても満腹感はなくならないことも知った。
今は、自分の欲の為に吐くことはしなくなったけれど、胃が消化してくれない時や頭痛が酷い時は自分から吐く。
吐いた方が楽になると知ってるから。
私の体をメンテナンスしてくれているカフェに、摂食障害の人が来ていると話をされた。
同じ向きで吐くから、逆の手で吐いて左右のバランスを取るようにと言ったら、そんなに器用にできないと言われたと言って二人で笑った。
店主のアドバイスは、『吐くこと』を前提として の アドバイスだった。
吐くならば、健康的に吐こうね って アドバイス。
(左右アンバランスな状態で体に力を入れるから、左右のバランスが崩れてるんだって)
私は知り合ってないからできないけれど、指にタコができない吐き方のアドバイスができたら良いなと思った。
自傷行為である『吐くこと』をやめろと言ったところで、他の自傷行為をしなきゃ 辻褄が合わないのであれば、
手首を切らなきゃいけないくらいなら、吐いたって良いじゃん!
そう店主は言う。
カーペンターのように死んでしまわない程度ならば、吐く行為より その原因を何とかしないとね。
私も言った。
吐くことによって『自分が自分であること』が確立できるのであれば、それもまた道だと思う。
自分を傷つける行為を 私は『永久脱毛』で行った。
自分の欲求を どうやって できるだけ健康的に行うか?
その行為によって、自分を嫌いにならない為には?
結局は 自分に合ったやり方を 痛みを伴って自分で見つけるしかないんだけれど。
今 より先に 未来 があって、
その未来に傷を負わせないやり方がきっとあるはず。
未来に絶望していたけれど、試行錯誤する脳みそがあったことは、とても幸運だったと今になって思う。
『商品価値』が下がらないように
それが私の考える為の唯一の基準だった。
吐くことは 悪いことじゃなく、問題は違うところにあるんだよ。
急がないで 自分を見つめてあげて。