なつめかづきの"Beyond The Next Level FX"
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こんばんは!
なつめかづきです。
今日は、前回のお話の後編になります。
前回はダイバージェンスのお話をしました。
ストキャスティクスに見るダイバージェンスとは、例えば、価格が
上昇傾向にあり、上下動を繰り返しながら上昇しているとき、価格
のピークは高値を更新しているにもかかわらず、ストキャスティク
スの山の高さは更新できずに、価格の波から逸脱した状況を表して
います。
では、何故、ダイバージェンスが発生するのでしょうか?
その答えは明快です。
では、ストキャスティクスの算出式を見てみましょう。
ストキャスティクスを構成するパラメータには、%Kと%Dがあり
ます。
まず、%Kは、一定期間における最高値から最安値までの範囲の中
で、直近の終値がどの位置にあるかを示しています。
式は、
%K = (C - Ln) / (Hn -Ln) x100
C:直近の終わり値
Ln:過去n日間の最安値
Hn:過去n日間の最高値
となります。
つまり、n日間の値の変動幅の中で、直近の終値が下限からどれ位
の位置にあるのかを百分率で表しているのです。
直近の値が過去n日間の変動幅の中で最高値であれば、%Kは100%
になり、最安値であれば0%となります。
さて、問題は、なぜダイバージェンスが発生するのか、ですが、
その答えは式の中にあります。
%Kは過去n日間の変動幅を基準にしていますが、この変動幅は新し
いローソク足が発生する度に変わって行きます。
つまり、時々で基準が異なるため、値が新高値を付けたとしても、
前回高値を付けた時の変動幅に対して直近の変動幅の方が広くて
直近の終値がそれほど高くなければ、当然%Kは低い値になり、
ストキャスティクスの山の高さは前回の山の高さを超えられない
という結果になります。
これがダイバージェンスです。
次に、%Dですが、これは、%Kの平均を取ったものですから、
ダイバージェンスの発生する理屈は同じです。
では、なぜダイバージェンスが発生するとトレンドが転換する
可能性が高まるのでしょうか?
それは次回にお話しますね。
では、また。
P.S.梅雨が明けた途端に猛暑ですね。
寝苦しい夜が続くとどうしても寝不足になります。
あまりに眠れないとついついチャートを開いてしまいます。
ぼーっとしている状況だと冷静な判断ができないので、エントリ
することはありませんが、要人発言で急に値が動き始めると、
目が覚めてしまいますね。
あーっ、眠い。
では、また!!