苦しかったときの話をしようか
最近読んだ本の中でとても良かった一冊森岡毅さんの、苦しかったときの話をしようか森岡さんは、マーケティングのプロフェッショナル。経営危機だったUSJを経営再建したことでも有名な方。ということは存じ上げていたが、なぜこの本がこんなに売れているのか?不思議。の疑問から手に取ったのが本音。読んでみて・・分かる。この切り口、他にはない。なんだろう、すごく響く。口調も独特。なぜならもともとはご自身のお子様に向けたメッセージだから。愛が詰まっているし、分かりやすいし。人生や働くうえで大事なことを、世の中の親を代表して語ってくれているような一冊と感じた。人事&キャリアコンサルの私としては、・就活生・新社会人・今後のキャリアに迷っている人に特にオススメしたい。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★人事の視点で響いたキーワードの一部・「残酷な世界」と向き合って自分はどう生きていくのか?・最大の希望は「それでも選べる」ということ・選択肢を持っているのは自分・やりたいことが分からないのは自分の中に軸が無いから。キャリアで重視すべきは軸。・会社と結婚するな、職能と結婚せよ・どこに勤めているではなく、何ができると言えるか・スキル(職能)こそが、最も維持可能な個人財産・人が最も苦しいのは、忙しい時や評価が厳しい時ではない。自己評価が極端に低くなっている時。自分の存在価値を疑う状況になった時・「きっとなんとかなる」ことを覚えておいて欲しい・潰れない為には、最初から肩の力を抜いて、最後尾からスタートする自分をイメージして受け入れておくべきーーーーーーーーーーーーーーーーーーー他にも、人間は平等ではないことや自分を売り込むマーケティング力、自分の弱さとの向き合い方など、幅広い。タイトルの通り、苦しかったときのことが赤裸々に綴られている。最後は心が温かくなるメッセージも。良書でした。苦しかったときの話をしようかAmazon(アマゾン)1,336円