今週は、ある企業で

リテンションマネジメントをテーマに登壇した。

 

テンション(retention):保有や維持、引き留めなどの意味

リテンションマネジメント:人材を流出させない人事施策のこと

 

この先人口減少、労働力不足が進む日本は、

人材不足の業界はもちろんのこと、

採用に苦戦している組織

離職率の高い組織にとっては急務の策である。

 

これまでは離職者→再び採用で補うことができたが、

今後はそれも難しい時代が到来すると予測されている。

※詳細は、厚生労働省の労働人口データや総務省の人口のデータを

 

セミナーではリテンションマネジメントにの

背景や組織としてすべき施策について話しをさせていただいた。

 

ただ言えることは、人は辞める時は辞める。

どんなに引き留めても、制度を整えても、離職者は出るもの。

 

ただし、本来辞めなくてもよい人材、

組織や上司の関わり次第で、防げる離職は防ぎたい。

 

労働環境や、様々な制度が整っているのは、

プラスではなく、スタートライン。

(日本の給与水準の課題は、今回は除く)

 

そのうえで、

仕事を通して成長できている実感があるか

社会や誰かの役に立てている実感があるか

正当な評価がされているか

良い人間関係

今の職場でこの先のキャリアが描けるか

 

これらがないと、若者は

「この先も今の職場で頑張っていきたい」

と思えないのが現実である。

 

全部がパーフェクトな職場は

なかなかないかもしれないが、

できることから取り組んでいこう。

 

 

※ひとり言

今週登壇させていただいた企業

本テーマ必要ないのでは?と思うほど

ご参加された方、上司として素敵な方がたくさんいらっしゃった。

何年も担当させていただいているが、毎回思う。

今の時代の若者からみても、いい職場だと思う。

(というと甘い、といわれそうだが・・)