春の日は過ぎゆく | ・・・の続き

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エヴァ・オーリンも、ペ・ドゥナも、まとめて好き。

久々にコレを観ました。
ホ・ジノ監督 
主演イ・ヨンエ(チャングムの誓い)
そしてオールドボーイなユ・ジテ。

この映画評を検索してみると、
説明がきっちりされてる映画が好きなひとが多いんだな、と感じる。
そこらあたり不満げなレビューをいくつか見た。
説明や辻褄は、少なくともこの映画には、わたしは必要としない。
あらすじも、もういらない。
大きな運命や展開もなく、そういうモノに頼らない作品なのだ。

もうこのまんま、を素直に受け取れば、胸を穴あけるキリのような工具が
カラダの中に存在してることと、
両乳房を行き来して七転八倒する統制できぬイキモノを、
カラダの中に飼っているんだと確認できる。なんだろーなー、コレ。

竹林。雨。風になびく草。アリバイの雨。クルマを傷つける濁音。
ああ、今日も音で泣いてしまった。
もちろん、ハルモニ(おばあちゃん)のセリフにも。
今回は、オールドボーイなユ・ジテと、アタックザガスステーションなユ・ジテを
アタマに置きつつ、決して見た目激しくない音声技師サンウを
透かして見ようとしてた。でもサンウはやはりサンウ、なだけ。
中のひとの存在なんか途中で忘れる。

「ラーメン食べていく?」部屋に誘うウンス。(イ・ヨンエ)
台所で鍋にお湯を沸かしつつ、「泊まってく?」とてもかわいい。
辛ラーメンを乾麺のまま、バリっとかじる。

そのイ・ヨンエがすっぽりと入る、ユ・ジテのでかさ。
ぴったり収まるその抱擁の数々。どれも絵。美しすぎる。
すっぽりと収まってしまえばいいのに、やはりうまくそうもいかず
微妙なキモチのすれ違いが、またわたしの中のへんなイキモノが
嬉しがって暴れてる最中。ヒトの不幸が好きなのじゃあありませぬ。
このふたりの、出逢った擦れ具合のカンジがすき。
細かめのサンドペーパーでキモチが擦られてるんですわ。
ジャリザリ・・。

映像特典として、もうひとつの別れのシーンが収録されてます。
わたしは本編パターンのほうがすき。
あ~、今日も泣いたぜ。すっきり。


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