日本酒とお食事が楽しめる、千葉麻里絵さんのEUREKA!に行ってきました。
初めての西麻布~
以前から気になっていたものの、なかなか訪問の実現には至らなかったのですが、
麻里絵さんがBS番組「おとなの嗜呑」に出演されていたのを見て、たまらずその場で予約を入れました。
金曜の夜ですが、スタンディング席を確保できました。
19時、すでにお店は我々のスペース以外満席。
あちらこちらで英語でお酒を楽しんでいる声が聞こえます。
お酒の冷蔵庫のすぐそばのカウンターに案内されました。
気になるお酒も見えますが、まずはメニューからお料理を選び、
それに合う日本酒をお任せで出していただきました。
・No. 6 S-type Spark(新政)
ピチピチ、フルーティ、お米のフレーバー。
・Colors Earth(産土)(新政)
直汲みを3年熟成。落ち着いた酸味とフレーバーと爽やかさ。
この2つを鯖とキウィのブルスケッタに合わせました。
・線香花火(せんきん)
第1印象は甘い。ヨーグルトのフレーバーと酸味。
・英君 miss Cherry (英君)
赤色酵母を使った可愛らしいピンク色のにごり酒。
実はにごり系が苦手なのですが、フルーティな甘い酸味が勝り、飲みやすく感じました。
酸味のあるこの2つは鶏のから揚げにぴったり。
・権化PEAT(nondo)
これはスペシャルでした!
水もと仕込み、木桶使用。協会酵母や乳酸や科学的添加物を加えない、本当の「無添加・無濾過・生原酒」のお酒です。原料には米、米麹とならんで米糠とあります。なるほど、穀物感の強いフレーバーが印象的です。
ペアリングは、看板メニューと思われる「うふマヨ💛」
燻製玉子をイカ墨でコーティングしています。
濃厚なフードと合わせるには、権化のような濃いお酒がぴったりですね。
・水端(油長酒造)
多聞院日記に書かれた古い醸造法を参考に、甕の中で仕込んだお酒です。
テレビでもYouTubeでも何度か話題になっていましたが、実物を見るのは初めて。
注がれたお酒は、黄金色をしていました。
濃厚な印象に、思わず「熟成酒ですか?」と麻里絵さんに尋ねたところ、
今年の造りとのこと。
熟成を思わせる色と味わいは、90%の精米歩合と、30%の麹歩合により
アミノ酸が多く含まれているのが理由のようです。
水端のボトルは青や緑のものを見たことがありますが
EUREKA!とコラボで造られたものはEUREKA!のカラーであるピンク色に焼き上げられています。
可愛くて落ち着いた色合いの美濃焼きです。
このボトルにはNFCタグが付けられています。
スマホをかざすと、SHIMENAWAの商品説明へのリンクが表示されます。
そのボトルが開封済みか未開封か、どこから運ばれてきたのか、
また蔵の情報などが確認できるようになっています。
それも多言語対応で。
正規に流通されたお酒であるかが、瞬時に確認できるしくみになっているから
安心して楽しめますね。
きょうの酒英語
Mizuhana is brewed using ancient techniques recorded in the Tamon-in Nikki.
水端は、多聞院日記に記された古代の技法で醸造される。
▶brew 醸造する
▶ancient 古代の
▶recorded 記された、記録された
多聞院日記が何かを説明するには
classical literary work(古典文学)や
diary written by priests at Tamon-in, a sub-temple of Kofukuji Temple (興福寺の塔頭である多聞院で僧侶によって書かれた日記)
年代について言及するなら
from late Muromachi to early Edo periods(室町後期から江戸初期まで)
と付け加えることができます。
EUREKA!コラボの水端は、1569年の記述にある技術を参考に造られたそうなので
follow a recipe from the year 1569(1569年のレシピに従っている)
と表現することもできますね。
麻里絵さん、スタッフさんが親切にお話ししてくださり、居心地がよくこれまでにない日本酒体験ができるお店でした!