10月27日に、第1回Japan Women's SAKE Award~美酒コンクール~の
表彰式と受賞酒の試飲会が青山PASONA SQUAREで催され、参加してきました。
WSET 3 in SAKEの授業で通った懐かしいビルです。
酒類資格のある女性が厳正に審査を行い、「フルーティ部門」「ライト&ドライ部門」「リッチ&ウマミ部門」など、「香りと味わいを主軸とした6部門」の賞が発表されました。
このカテゴリー分けは、「純米酒」や「吟醸酒」などより、直感的でわかりやすいですね。
会場では、受賞した蔵のうち20蔵以上のブースが用意され、受賞酒を中心に提供されました。
授賞式の前に1時間、試飲ブースを回る時間があったのは、ありがたかったです。
会いたかった富美菊酒造の羽根千鶴子さん、新谷酒造の新谷文子さん(和服姿が素敵でした!)、幸せになる動画を発信されている達磨正宗の白木滋里さん…
皆さんとお話しできて至福のテイスティングタイムです。
会場全体も和やかな雰囲気。とても心地よい時間でした。
他の来場者の方々とも、酒蔵ブースで自然にお話しが盛り上がって楽しめました。
どのお酒も美味しかったのですが、
そのうちのいくつかを。
光栄菊SNOW CRESCENT
無濾過生原酒 雄山錦を使っています。
わかむすめ 瑠璃唐草(るりからくさ) 純米吟醸 生酒
奥の燕子花(かきつばた)は純米大吟醸で、今回の受賞酒です。
右は流輝(るか)純米吟醸 桃色無濾過生
赤色酵母を使っています。おりもピンク色で、きれいです。
左は流輝(るか)純米大吟醸 Morpho
ラベルには美しいモルフォ蝶が。
飲んだ印象は、なぜか紫の花が浮かびました。南米を思わせるお酒。
一番右の鳴門鯛LEDをいただきました。
LED夢酵母を使っています。LEDを照射し続けて突然変異でできた酵母だそうです。
本家松浦酒造場のブースで。
花笑みシリーズ。オレンジの特別純米と、紫の純米大吟醸をいただきました。
所ジョージさんの番組に出てきたのをたまたま見ていました。放映後すぐにオンラインショップでは売り切れになってしまったので、今回出会えてうれしかったです。
一ノ蔵のブースです。鈴木社長が持っていらっしゃるのは、
Madena(マデナ)濃淳熟成酒。
マデイラワイン製法の酒精強化を応用して作られたのだそう。
コクと香りが重厚。押し入れに入れっぱなしでも劣化しない、ということで埃を取り除きやすい紙質の箱にしたのだそうです。
まだまだ書ききれないほどのお酒と、楽しい語らいがありました。
来年もぜひ行きたいです。
きょうの酒英語
At the event, the guests tasted award-winning sake at the booths of the winning breweries.
イベントでは、ゲストは受賞した酒蔵のブースで、受賞酒を試飲しました。
▶award-winning 受賞した
award-winning breweryだと「受賞した(受賞歴のある)酒蔵」となる
この文では反復を避けるために、後半ではwinning(受賞した)を使いました。
▶booth ブース
ちょっと横道…
英文では、同じ単語を繰り返して使うことを避け、代名詞や同義語で置き換えることがよく見られますが、慣れるまでは違和感があるかもしれません。
ところで学生時代に学んだポルトガル語も同じような習慣があり、はじめは全く理解ができず困惑しました。
例えば日本からブラジルに留学している男性「山田A太さん」について書いてある記事があると、男性の名前が紹介されたあとは、同じ人物のことを「A太」の他に「その日本人は」「その学生は」「そのアジアからの訪問者は」とさまざまなパラフレーズが並びます。
慣れてくると、ポルトガル語でも英語でも「その」にあたる定冠詞(英語ならthe)があるから、誤解のしようがないのですが。
と、ここまで書いてきて思ったのですが、単に私の読解スキルの問題かもしれません(国語が苦手でした)。