先日、英語講師仲間K子さんが日本酒セミナーを企画してくださり、講師として招かれて、日本酒のお話をしてきました。

テーマは「日本酒のカテゴリー」。

 

お酒のラベルにある「純米酒」「本醸造酒」などが、特定名称酒としてどのようにカテゴリー分けされているのか、というお話しを日本酒製法の説明を含めて簡単にさせていただきました。そして最後は7本のお酒をカテゴリー別にテイスティング。

…まぁ要はワイワイといろんなお酒を飲みましょう、という楽しい会でした。

 

提供したお酒は以下の通りです。

 

【吟醸酒】

南部美人 吟醸(南部美人・岩手県)

【純米吟醸】

南部美人 純米吟醸(南部美人・岩手県)

【本醸造】

楽器正宗 中取り Off-dry(大木代吉本店・福島県)

【純米吟醸】

羽根屋 純米吟醸ひやおろし (富美菊・富山県)

【純米酒】

ちえびじん(中野酒造・大分県)

【特別純米酒】

原田 山田錦(はつもみぢ・山口県)

【特定名称酒外】

観音下(かながそ)2018 Vol. 2(農口尚彦研究所・石川県)

 

 

・南部美人の「吟醸」と「純米吟醸」の飲み比べ。この2週間ほど前に久慈社長のレクチャーを受けて飲み比べをすることを伝えた時、「違いがはっきりわかるはず」とおっしゃっていましたが、参加者の中でも「全然違う!」という感想があり、ホッとしています(なぜなら私があまりわからなかったので…)

 

・楽器正宗はさわやかな味わいが気に入り、終了後におかわりをする参加者の方もいらっしゃいました。自分が好きなお酒を気に入ってもらえるのは嬉しいですね!

 

・羽根屋は絶対にリストに入れたかったので、純米吟醸2本目ですが、季節にぴったりの「ひやおろし」を用意しました。つい数日前に羽根屋の会で女将とお話ししたので、そこで聞いたお話しもしました。

 

・ちえびじんは、以前お寿司屋さんで一目ぼれし、オンラインで取り寄せたものです。ボトルのデザインもシュっとして綺麗です。黒字にピンクで「ちえびじん」と入った前掛けも一緒に買ったので、当日はそれを身に着けてお話ししました。

 

・原田も、家で飲んでとても美味しかったのでリストに加えました。冷やして出して、その後に少し温くして味わっていただきました。こちらも「原田くん」と呼んでファンになってくださった方がいて嬉しかったです。

 

・観音下は、特定名称の話をするなら是非とも持っていきたかったお酒です。前に羽田のイベントで唎酒師の仕事をしたときに、お客様によくお勧めして喜ばれた銘柄でもあります。カテゴリーでは一般酒(普通酒)です。

 

Premium Sakeと言われることもある特定名称ですが、そのくくりに入らないお酒が、こんなにpremiumな味わいだなんて。

 

特定名称酒って、結局なんだろう…

 

という疑問がふくらんできたこの頃です。

(WSETの勉強で、普通酒がちょっとかわいそうに思ったというのもあります)

 

セミナー終了後に皆さんが「一番気に入ったお酒」を発表してくださいました。

見事に皆さんのおっしゃる銘柄が分かれたのが興味深かったです。