8月20日は東京プリンスホテルで開催された、日本ソムリエ協会主催の例会セミナーで勉強してきました。
テーマは
「酒母の違いによる日本酒の味わいの違いを探求する」
今とても興味のあるテーマです。
酒母は日本酒の味を決めるのか?
SAKE DIPLOMAでもWSETでも、テイスティングテストでは生酛、山廃系の酒を尋ねる問いがあります。だから、特徴的な香りはあるのでしょう。
もちろん全ての生酛山廃系が同じような香りを持つわけではありません。菩提酛ベースのお酒を飲み比べた時も、深い香りのものや、軽く飲みやすいものまでバラエティ豊かでした(実際、「どんな酒質のお酒も作ることができる」と言われた蔵元さんも)。
このシリーズのセミナーが今後続くため、ネタバレにならぬよう内容の詳細や提供酒を書くのは控えますね🤫
日本酒製造法のレクチャーの後に、4つのお酒が次々に提供され、蔵元さん、杜氏さんとオンラインで繋ぎ、お酒に関するお話しを伺う(という録画が会場の大スクリーンで流れる)イベントでした。
きょうの酒英語
In the past five or six years, the proportion of sake made with shubo (sake starters) other than sokujo moto (quick fermentation starter) has been increasing.
過去5、6年で、速醸酒母以外の酒母で造られる酒の割合が増えてきている。
▶︎proportion 割合
▶︎starter 酛、酒母
▶︎other than 〜以外の
▶︎fermentation 発酵
この文の
主語はproportion(割合)
動詞カタマリはhas been increasing (増えつつある)
5、6年前の過去から現在までずっと増えつつあるという「継続」を表すために、現在完了形の進行形が使われています。
Proportion が単数名詞なので動詞部分も単数を受けるhasになっています。
何のproportion(割合)が増えつつあるかというと
of sake made with shubo other than sokujo moto(速醸酒母以外の酒母で造られた酒の)が長い形容詞カタマリとして後ろから修飾しています。
ちょっと長い説明でした。
🍶 🍶 🍶
酒母の違いが味わいの違いにつながるのか?
この酒母疑問に、私なりの着地点が見つかりそうだったので、大変意義深いセミナーになりました。
それでは、また次回お話ししましょう。