5月の連休明けに岩手県の紫波酒造店(しわしゅぞうてん)さんの酒蔵見学に行きました。「紫宙(しそら)」や「廣喜(ひろき)」を醸す酒蔵さんです。



蔵元さんの廣田さんが、蔵内を案内してくださいました。すでに甑倒しは3月中に終わっていました。麹室の扉、貯蔵タンク、ヤブタ式搾り機の横には槽が…ヤエガキ式の搾りをするときに使うのだそうです。酒粕をはがすのがヤブタ式より大変なのだとか。ですが味はとても深くて良いのだそうです😋



酸基醴酛(さんきあまざけもと)という生酛の一種であるという酒母が、全てのお酒に使われているのだそうです。高温で米と麹を溶かして甘酒を作り、蔵付きの乳酸菌を加え、乳酸が生産されます。


紫宙(しそら)をいただいた時、菩提酛を思い出すような不思議な酸味に魅せられたのですが、その秘密の1つがこのユニークな酒母にあるのでしょうか。


見学の後、売店では「廣喜」など何本か買い求めました。いただくのが楽しみです。


いつか杜氏の小野さんにもお会いしたい🍶


数日後、注文したお酒が自宅に届きました。廣田さんからの自筆のメッセージも入っていて(素晴らしく綺麗な字なんです)とてもあったかい気持ちになりました。

 

それでは、また次回お話ししましょう。