前回はshy「控えめな」という形容詞が、お酒の香りについて使われているという話を書きました。お酒の勉強を始めてから、お酒の香りや味を説明するさまざまな単語を(日英問わず)学んでいます。まだまだ発展途上ですが、自分への備忘録として時々メモしていきます。

 

 

lean

 

脂身の少ない赤身肉のことを表すleanがお酒の形容詞になると、「すっきり」「きれいな」となります。cleanと似たような感じでしょうか。WSETの教科書に出てくる単語ですが、どのくらい一般的に使われているのか、引き続き観察してみます。

 

 

gamey

 

辞書では「game(野生鳥獣の肉)の匂い」「匂いのきつい」「臭い」とネガティブな訳が並びますね。山廃のフレーバーを説明するときに使われているのを何度か見ました。臭い山廃は飲んだことがないので、gameyにはもっとよい日本語訳があるかもしれません。私は「ワイルドな」がいちばんしっくりくると感じています。

 

 

ricey

 

米(rice)のような」。お米を噛んでいるようなお酒。SAKE DIPLOMAではテイスティングの評価用紙にsteamed rice「炊いた米」があります。純米酒らしさを感じたらこれをマークしていました。ほかにも「上新粉」や「白玉団子」がありましたが、英語表現は忘れてしまいました(もういちど受験したい!)。WSET 3のテイスティングでもsteamed riceのほかにrice flour「米粉」やporridge「おかゆ」が評価で選べるようになっています。

 

ちなみに私がいちばんriceyだと思ったのは、神亀上槽中汲です(上槽は「あげふね」と読むのですね!)。まだ独学で勉強をはじめたばかりの2年前、ノートには「これがお米の香りというのか!フルーティとはかなり違う」とメモしてあります。また機会があればいただきたいです。


それでは、また次回お話ししましょう。