シャイなお酒ってなんでしょう?

WSET Level 3クラスの講師であるクリス先生が、グラスでお酒を利きながらThis is shy.(これはシャイだ)とおっしゃることがあります。

 

シャイなお酒。なんとなくイメージできますか?

先生にうかがったところ、ぴったりの日本語訳は「控えめな」ということでした。人間に対して使うshyと同じ感覚ですね。味わいよりも香りについて表現することが多い印象だそうです。華やかな吟醸香が、温度が低くて上がってこないときにも使えますね。

 

日本酒ではなく、ワインの世界でのshyという形容詞を説明する動画を見つけました。Pierre Asti(ピエール・アスティ)さんがshyというワードを、その対極にあるexpressive(表情豊かな)という単語と比較して説明しています。

 

2分33秒あたりから字幕をオンにしてご覧ください。

 

 

 

 

 

 

要するに、Pierreさんによると、shyというのは味や香りの印象が弱く、輪郭がぼやけた感じ。対極にあるexpressiveは表情豊かで焦点がはっきりしていることを表します。

 

Pierreさんは、shyは香りと味の両方について表現できると話していますね。

 

ワイン文化の人たちに日本酒の味わいや香りを伝えるために、ワイン用語は大いに役立つと思います。(私もワインの勉強もいつかは…と考えてはいますが、それはまだ先のことになりそうです)

 

それでは、また次回お話ししましょう。