ゲティ家の身代金 | 森夏子オフィシャルブログ「SummerHolic」Powered by Ameba

ゲティ家の身代金

梅雨空〜を吹き飛ばそうアップ
と思って見た映画カチンコ

「ゲティ家の身代金」


実話に基づく…と、私の好きなテイスト!!

1973年、日本でも大きく取り上げられた、
前代未聞の誘拐事件新聞

「世界一の大富豪」であるアメリカ人石油王ジャン・ポール・ゲティの孫、
ジョン・ポール・ゲティ三世が誘拐され、
要求された身代金は1,700万ドル。
日本円にして約50億円という破格のお値段ドル

石油王のケディお爺ちゃん
総資産は50億ドル(1.4兆円)ほどもってるのに
なんと!身代金の支払いを拒否パンチ!

えぇ!!!!!!!

とまぁ、ここからお話が進んで行くのですが
映画の中では

*けちん坊のケディお爺ちゃん
*誘拐されたケディ3世
*息子を助けたいケディ3世の母

3人の視点でそれぞれのストーリーが進み始めます。

「誘拐犯・ゲティ爺ちゃん」
二つの強敵に立ち向かう母。

何度も脱走を試みるケディ3世。

それぞれを必死で・さりげなく助けてくれる
取り巻きの人々。

実際のジャン・ポール・ゲティ(ケチケチ爺ちゃん)は
私生活では生涯5度結婚し、
5人の息子に恵まれたそうですが
離婚調停で多額の慰謝料を要求されたり
子供達もストレスにより自殺したり、
ドラッグ中毒になったり、
若くして病死したりと、
あまり幸せではなかった様子。

お金が全てではない…のかはてなマーク
そんな一幕も垣間見れます。

因みに…映画の中で数々の美術品が出てきますが
ケディが情熱を注いだのは、事業と美術品収集。

現在、その美術品の数々は、
ゲッティ・ヴィラとゲッティ・センターなので
実際に見ることが出来ますよ。


あ!そう言えば…
ゲティ役をケビン・スペイシーが演じて撮影されていましたが
完成間近にスキャンダルによって降板。
代役はクリストファー・プラマー

彼は2011年のアカデミー賞で
当時、史上最高齢の82歳で助演男優賞としてノミネートされましたが
今作のノミネートで最高記録を88歳に塗り替えました。

素晴らしいですねアップ