それでも夜は明ける | 森夏子オフィシャルブログ「SummerHolic」Powered by Ameba

それでも夜は明ける

それでも夜は明ける


第86回アカデミー作品賞受賞作ひらめき電球

誘拐され、奴隷として売られた
ある“自由黒人”の11年8ヶ月26日を描いた
実話を基にした映画です映画


舞台は…

1841年、奴隷制廃止以前のニューヨークから始まります。
家族と一緒に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモンは、
ある日突然拉致され、奴隷として南部の農園に売られてしまいます。

白人たちによる目を疑うような
容赦ない差別と暴力。

そして…人間としての尊厳を失っていく奴隷たち。

非道な仕打ちに虐げられながらも、
自身の尊厳を守り続けるソロモン。

そんな歳月が流れる中、
ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス(ブラッド・ピット)と出会います。


そこから…彼の時間は再び動き出すのか?

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「自由黒人」とは?(初めて聞いた方もいらっしゃるでしょう)
奴隷の身分から解き放たれた黒人のこと。
「自由証明書」を持っていたそうです。
ですが、当時の黒人の約1割程度だったと…。

1640年代から1865年まで、
現在のアメリカ合衆国領域内では
合法的に奴隷制度が存在していました。
奴隷の所有者は圧倒的に白人であり、
ごく少数が先住民や自由黒人であったそうです。

そして…この奴隷所有者の大多数は南部にいました。

1861-1865年の南北戦争における北軍の勝利により、
南部の奴隷労働制は廃止されることとなります。

それに伴い、南部の大規模綿花プランテーションは振るわなくなり、
一方で、北部の工業は南北戦争の前も戦争中も急速に成長を遂げていきます。

結果、アメリカ北東部の工業資本家が社会的・政治的事項を含め、
アメリカ国民の生活の多くの面を支配するようになっていきます。
その一方で、南部の農園主による貴族政治は影を潜めていくことになるのです。


そんな時代におこった
実話を基づく物語。

原題は12YEARS A SLAVE

1841年からの12年間。
ソロモンの実体験を通して、
色んなコトを体感することになるでしょう。

とても、とても…静かな映画です。
だからこそ…色んなものを感じさせてくれます。


ぜひ、劇場でご覧下さい










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