岸和田少年愚連隊のビデオ | natsuko-fuyukoのブログ

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旅がすきです、あとお酒も。

ビデオから、DVDやらブルーレイになってからどれくらい経つかなぁ

 

ディスク系になっても、我が家には(未だ)壊れずにいてくれるビデオデッキがあるので、しばらくは観てたんだけど。。。でもやっぱり観なくなっちゃったなぁ

 

かなりの以前、近所のレンタルビデオ屋さんがつぶれる前に全品100円でビデオテープ売ってて、自分のお気に入りを片っ端から買った

もう買われちゃってたのもあったけど。。。

 

DVDの時代になってからは あまりない傾向だけど、ビデオ時代には何故か同じものを何度も借りて観ることが多かった

今は安いから、気に入ったら買っちゃうからかな?

 

 

3本借りるなら2本は前に観てるやつ。。とかなので、

よく店員さんに「これ以前にも何度も借りられてますけど、、いいですか?」と聞かれてた(^_^;)

 

「放っといてくれ

ええから、早よせえ」

と荒めの関西弁を(心の中で)つぶやいてた

    上矢印

てゆーのは、大抵その時は マイ・リピート率 第1位の『岸和田少年愚連隊シリーズ』を手渡してる率が高かったから(笑っ)

 

入っちゃってる訳ですよおいで

もう既に

 

じゃじゃーんキラキラ宝物キラキラ

千原ジュニア主演の2作が誰かに先を越されて手に入らなかったのがチョー残念でチーンモヌケとなったのを記憶しております

 

主役はどの作品も吉本興業の芸人さん

監督は作品ごとに違う

 

第一作目はこれ

ナイナイもよかったけど、岸和田ってゆー街の風情と時代背景がなんともよくて。。。そんで面白かったんだよねー笑い泣き

あと、大河内奈々子がめちゃくちゃ可愛かった

 

宮迫・宮川大輔・原西や、木下ほうかも出てて何気に豪華キラキラ

 

後から知ったんだけど、これ井筒さんの監督作品でした

丁寧で、人も含めて時代が心に移り込んでくる

 

あたしはこの1本にどれだけ助けられたか。。

21の時、1人暮らしをしてた頃 駅前のレンタルビデオ屋さんで見かけて初めて借りた

そこから4軒くらいのレンタル屋さんの会員になったけど、どこの店でも5回以上は借りてるんじゃないかな

 

ヤなことが続いたり、落ち込んで笑えなくなったときに借りることが多かったなー

 

リアルキッズが主演のシリーズも大好きだった笑い泣き

最初の写真上矢印の左右両方ともです

 

パット見1コはココリコ主演の様に見えるけど、実際は少年時代にストーリーがあるパターン

 

でも、どっちかと言えば『望郷編』の方が 岸和田の息を感じる

で、リアルキッズの長田融李がこっちの方がかわいい

ね、かわいいでしょ

後ろに映ってる『ガス』とゆー少年がまたキーマンであり、やっぱかわいい

あ、今発見した!これの監督、三池崇史だ

スゴい。。

 

で、この人がいなきゃあの空気は出せないだろうなとゆーのが、主役の中場利一のじいちゃん役の笑福亭松之助

 

そんで、前にもどっかで『サダ』役で出てた北村さんがその後の回でガスの兄ちゃん役をキラキラ。。あの北村さんがこんなアホを熱演(笑っ)

 

満を持して、初めて岸和田を訪ねたのはもう15年くらい前

映画の中のイメージよりも、本物の岸和田は広くて。。

困ったあたしは岸和田市役所の観光課へ行くことにした

 

「あのぉ..ちょっと前の映画なんですが、岸和田少年愚連隊と言う映画がすきで来たんです。。地図は下の総合案内で買ったので、ロケ地とか分かればどの辺りか印を付けてもらえませんか?」

 

「えーーホンマですかーびっくり

はいはい、資料少しですがあると思います ちょっと待って下さいねー」

 

「映画観て来はったんやてー」

と観光課の方のみならず、隣の課の方までみんなで知ってる所を教えて下さって

 

なんか自分1人のために皆さんが動いて下さり、申し訳ないのと

少し恥ずかしかったのもあったけど、びっくりするくらい親切にして頂いたことに着いたそうそう心が熱くなったのを覚えています

 

何度か映画に登場する南海電車の『春木駅』でフィルムを買った時(まだデジカメ普及率低い時代です)、店のおじさんと話したら

「さっきから駅撮ってるけど、鉄道好きのアレですか?」と聞かれたので、また

「映画の...(^_^;)」と話したら

 

おじさん、めっちゃ嬉しそうに

「昨日も中場さんウチ来たよ」

「普段もよーココ通りはるんですよ」って

 

ヒャーーーーポーン

ちゅんばキラキラっ!?

 

会ってみたかったなーラブ

会ってなに話していいか。。は分からない(^_^;)けど、お礼言いたかった

(ちゅんばとは、作品の主人公の男の子であり、また岸和田少年愚連隊の作者・中場利一さんのことです)

 

場所は違っても、あの頃の暮らしってこんなんだったな

あの頃の ちょっと年上の兄ちゃん姉ちゃんや、大人ってこんな感じだったなとか

もっと縛りもゆるくて、モノもあんまなくて整ってなくて、それがよくて

 

なんかね、笑いながらも心が焦がれてく

 

何度も、何も感じれなくなったり、汚れてしまったり、固まってしまったりした心を あの映画が元にもどしてくれました

ありがとうって言いたい

 

でも、タクシーの運転手さんが言ってた(笑っ)

「あんな(映画みたく)荒い人間ばっかいませんよあせる

3日滞在して、ちゃんと分かりましたからご安心を、運転手さん照れ