亜希子
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◼︎ある日、母がボソッと言いました。


「マミーのロジホでなんかしたい。」


◼︎母方の祖母は「おばあちゃん」と呼ばれることを嫌い、我々孫達に自身をマミーと呼ばせています。


そんな祖母が入居している老人ホームを略して「ロジホ」と我が家は呼んでいるのです。ロイホ、ことロイヤルホストにインスパイア受けてる感が満載。


◼︎日頃から祖母をその「ロジホ」にケアしに行く母としては、奈津子亜希子を通して何かご入居者の方々に楽しんでいただける企画をずっとしたかったようなのです。
なので喜んで企画、参加させていただきました。


◼︎その日は我が家の四姉妹も大集合し、選曲から音響から歌詞カード作成から分担して
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※姉と。

「恋のバカンス」「てんとう虫のサンバ」「知床旅情」「ふるさと」「心の瞳」


をご入居者の皆様と歌わせていただきました。


◼︎その時感じたことが、ボランティアしたい気持ちはとても大切だけれど、間違いなく私自身が、ご入居者の方々にパワーをいただいてるということです。


◼︎「よろしければご一緒に歌ってください」とお願いしながら音楽がスタートした時、それまでくつろぎながらゆったりとしたお顔立ちだった人生の先輩方が迫力のある轟く歌声で歌い始めました。


◼︎その歌声こそ私たちの歌声よりも情感豊かで、それぞれのふるさとを思い出されている気持ちがダイレクトに伝わってきて、表現の豊かさに感動の鳥肌がたちました。


◼︎小手先の技術や気持ちでは、通用しない。届けたいものが明確ではないと感動していただくことはできない。


◼︎女優としても、ナツアキとしても、ひとりの人間としても、体験させていただいて本当に良かった。


◼︎おごり高ぶる気持ちがふと芽生えてしまったら、即 自身の鼻をへし折る気持ちでちょうどいい。そんなことを思いました。



おやすみなさい。我が家の家族の、時々結束する感じが好き。
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PS パーマかけました。洗いざらしイヌイメージして。

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