こんにちは

12月2日、我々TrySailはシンガポールにて行われたC3AFA というイベントにお呼び頂きまして、
二泊三日のシンガポールを満喫してきました。
少し時間は経ちましたけども、我々がシンガポールを満喫したんだぞっていうのを、振り返っていけたらなと思うます。

前回まさかのシンガポールについただけで終わってしまったこの旅行記。
今回はちゃんとシンガポールの話をする、はず。

夏川。


「夏川のシンガポール旅行記 1日目 ②」

着いてまず感じたのはジメッとした風。
日本の夏と違って湿度の高い暑さだった。温室の中にいるような。
12月というと日本ではマフラーが欲しくなる季節。
もちろん常夏だということは事前に聞いていたので、準備の方は抜かりなかったが、やはり体がびっくりしていた。
異国に来たのだなと肌で感じた瞬間である。
しかし、不快感などはなく寧ろ快適に感じたのは、喉を使う職業病か。

次に感じたのは街の綺麗さ。
シンガポールは法律が厳しいという。
ゴミのポイ捨てには罰金が。チューイングガムは売ってない。夜になるとコンビニやスーパーでの酒類の販売をやめる。
つまり、渋谷によくいる、コンビニの側でガム噛みながらチューハイ飲んで、ゴミをその場においたままどこへ行くでもなく歩き出し、日●レあたりの深夜番組のインタビューを受けて全国ネットでその痴態を晒す、という事がない。

ゴミを見つける方が難しいほどに清潔な道。
道幅にも余裕があり、中心街でも人はさほど多くない。
時間を気にしながら歩く人や、殺気立って急いでいる人も見かけなかった。
つまり、渋谷の駅前あたりで〝人混み〟が観光名所になっているという狂気的日常はどこにもなく、もちろん、観光名所になったことで集まってきてしまう、スマホを天高く構え録画しながら歩く観光客もいなければ、そういう人たちの横を強引に掻き分けながらイノシシのごとく突き進んでいく殺気立った〝追われ人〟もいない。

夜になるとシンガポールの街はさながらテーマパークのようだった。
3つのビルの屋上に巨大な船のようなものが横渡しになったあの有名なビル。
常にイルミネーション的煌びやかさのある建物だが、決まった時間になるとあの建物を中心に光と水のショーが始まるんだとか。

夕食は、そのテーマパーク的ビルの近くでとることになっていた。
回転式のテーブルに次々と豪快な料理が運ばれてくる。
薄い青色のゴム手袋をはめ、ペンチのような道具を使い、サッカーボールを半分にしたような大きさのカニと格闘する。
10人掛かり、15分ほどかかって、ようやく1匹片付けた直後、2匹目、3匹目が続けて運ばれてきた。
豪華だが静かな食卓であった。
カニはうまかった。

帰り道。
道沿いのバーが来た時より賑わっていた。
ノリノリのクラブミュージックが外まで漏れ聞こえてくる。
わたしの後ろで音楽に合わせ「フゥー!」と叫ぶ日本人がいた。
随分陽気な観光客がいたもんだと振り返る。


天さんだった。


つ づ く