こんにちは

たまにメモ帳アプリを見返すと面白いです。
とくに、買うものリストね。

〝マカロニ、チェダーチーズ、牛乳〟

多分これはマカロニチーズを作りたかったんだと思うけど、買った覚えも作った覚えもないので、わざわざメモしといて忘れたんだと思う。

〝ナス、鶏モモ、ネギ〟

これはなんか炒め物作りたかったんだろうな。
作った覚えないな。

〝額、ポスター、壁に止めるやつ〟

夏川城をマーベルカスタムしたくなった時のメモだ。あとでうちは賃貸だから壁に穴が開けられないってことに気づいたんだっけ。買ってない。

もはや、メモの意味。夏川。






悲しいことに


そして同じくらい謎なことに


ZARAの車ワンピースをなくしました。




なーぜー




どこでー


服って失くせるもん???


え、なに?夏川はもしかして
車ワンピを着て外へ出て、どこかで脱いだ挙句、半裸の状態で帰ってきたことがある???

あれ????


最後に着たのは1週間と少しまえ。
その日は夏川城にマミーが来ていて、一緒に焼肉食べに行ったっけ。

夏川城へ戻ったあと、車のワンピースが焼肉くさくなっていたのをはっきりと覚えている。

ちなみにそのときアウターとして合わせていたものは、今も手元にある。


どこだ、どこで失せた…


最後に見たとき、夏川城に居た。
そこから車のワンピースを来て外へ出た記憶はないからあるとしたら絶対夏川城の中だ。

しかし洗濯機の中も、物干し竿にも、クローゼットにタンスの中も全部探したが、見つからない。


もしや

何者かが夏川城に侵入し、車のワンピースを誘拐した…??

いや、セキュリティはそんなにヤワではない、やすやすと侵入なんてことはないはず…ということは…




…スパイ



知り合いに扮した誘拐犯が、夏川城のセキュリティを顔パスしたのか…

いや、その可能性は限りなく低い…
なぜなら夏川城は長いこと外界と鎖国状態にあり、インターホンをおすのも
さがわのおにーさん と やまとのおにーさん とゆーびんきょくのおじさん と でまえのひと というようなバリエーションしか無い…!!!

わからない…!!!

誘拐犯は、どうやってこの城に忍び込んだというのだ!!!!








ま て よ …





そうだ、いるじゃないか…

車のワンピースを失くしたその日に

夏川城に〝泊まった〟奴が…


マ ミ ー …



たしかマミーには次の日、大型家具の受け取りを頼んでいた…
だからマミーは焼肉の帰り夏川城に泊まって、次の日仕事へ行く夏川を見送ったあと、しばらく夏川城に留まっていた…つまり

〝夏川城に1人でいる時間があった〟

その後合流したとき、マミーはいつもと変わらぬ様子で、何事もなく別れたが…
もしかしてあのとき…あのバックの中に…


車のワンピースが誘拐されていた…!!!???


なぜだ…なぜ気づくことができなかった…!!
私は、あんなに近くにいたじゃないか!!!!




しかし、一体どういうことだ…
体系が似ているとはいえ、車のワンピースはマミーの好みではないはず…
なぜ、誘拐する必要がある…

おかしい…不自然すぎる…

これは、裏で〝もっと大きな目的〟で動いている〝黒幕〟がいる…!?



まてよ…


車のワンピース…スパイ…マミー…外界と鎖国状態…夏川城…


そうか、わかったぞ!!!



夏川のお気に入りである車のワンピース、これが誘拐され、居場所を突き止めたとなれば
いくら外界と鎖国状態の夏川でも、取り戻そうと外へ出る…

そしてマミーが連れ去ったとしたらその場所は…夏川実家である可能性が高い。

夏川が夏川実家に帰ってくることを望んでいるのは…







お と う …



なるほど、つまりこういうことか。
おとう こと 夏川父は、あまりに帰ってこない娘になんとしても帰って来てほしかった。
だから夏川城にマミーを向かわせ、車のワンピースを誘拐。
誘拐に気づいた夏川が夏川実家に来るように仕向けていたのだ…!!!

なんということか

なんということか!!!



真実が…

こんなにも非情なものだったなんて…!!!!





この物語はフィクションです。










車のワンピースは失くしたけどねー


どこいったんだよおお




(*>△<)< ナーンナーンっっ