こんにちは


この前長めに時間が空いてしまって、
小腹も空いたし、ちょっと混んでるけどおしゃれめなカフェに入ったんです。

そしたら、満席だったみたいで、
名前を聞かれて、「こちらでお待ちください」と、椅子が並んでいるスペースに通された訳です。

上品なおばあさんが1人、先に待っていました。

夏川はおばあさんの隣の椅子に腰掛けて、
グノ◯ーをチェックし始めた訳なんですけど、おばあさんが「ちょっといいかしら」と声をかけてきたのです。

最近、道に迷ったおばあさんにエンカウントする率が高めな夏川は、また道を聞かれるのかと思い、無意識に地図アプリを起動させながら、「はい、」と答えました。

このおばあさん、話し方と声がデヴィ夫人っぽかったので、そんな感じで読んでみてください。

「あーた、そのお爪、ご自身のお爪?」

どうやらおばあさんは、夏川の爪が気になったようです。
付け爪なのか自爪なのかを聞いているのだと思いますが、自爪が薄いせいでジェルをたっぷり乗っけている夏川の爪は、果たして、〝自身の爪〟の範囲なのか、その答えは、この一瞬で出すにはあまりに哲学的です。

「あーと、まぁ、そうですね、付け爪ではないですよ」

「あーらそうなの、かわいいわ」

おばあさんは、自分の爪を見ながら
続けます。

「わたしなんかはほら、爪がちっちゃいから、できなーのよ、おじょーちゃんがうらやましいわ」

「あはは、ありがとうございます」

「すごいわぁ、これ、あーたの爪なんでしょう?」

「うん、ええ、そうですね(哲学)」








ごめんなさい、私、デヴィ夫人で再生してくださいっていったかもしれないけど


黒柳徹子さんでしたわ





ばいナーンス( ´ ▽ ` )ノ