アメリカ中年生活 今年もメキシコ出張へ行く~ユナイテッドの悪夢再び~ | アメリカの田舎にて

アメリカ中年生活 今年もメキシコ出張へ行く~ユナイテッドの悪夢再び~

夏の日本一時帰国について追記諸々を書こうとしていたのですが、日本から戻り、スーツケース騒ぎや時差ぼけの後、私の目の不調で眼医者、娘の親知らずの件で口腔外科、簡単な健康診断(血液検査だけ)などのお医者さん祭り、娘のシニアフォト撮影、娘の新しいバイト(私は関係ないですが)など細かな用事が相次ぎ、気づいたらメキシコ出張の前日みたいなイメージでした。

ちなみに私用でバタバタしていただけで、仕事はそんなに忙しくなかったですw

 

ここだけの話ですが去年入社してすぐにあったメキシコ出張(客先の監査)はチョロくて、年次行事と聞いてひそかに楽しみにしていたくらいです。

そして今年もやってきた監査、客先の担当者さんは去年と同じ方で明るく楽しいアメリカ人のおじさんです。事前準備もしておいたので監査はスムーズに終わり美味しいメキシカンシーフードで会食をして、お仕事終了。週末そのまま滞在の日程にしていたので、前職で仲良くしていた元同僚と久々に再会し週末を楽しむ予定にしていました。

 

出張先から元同僚の住む街まで車で一時間半ほど、飛行機で飛ぶほどの距離ではなく、Uberか中距離バスという手段しかないので、ちょっと治安の悪い国なので不安はありました。

そんな中、出張先の街で駐在員妻をしている友人が、同行したい!と言ってくれて、運転もお願いできるとのこと、ありがたくその提案で向かいました。

 

その駐在妻の状況、心境や、滞在中の態度あれこれについては色々思うところありましたので別途で書くかもしれませんが、とりあえずメキシコ、やっぱり良い、が感想です。

 

元同僚は地元出身のメキシコ人で、アメリカ赴任となり知り合いました。前職を退職した後はお家のビジネスの一部門を継いでバリバリ仕事をしているようです。(メキシコのファミリービジネスって・・・内容聞いていいやつ?っていう不謹慎ジョークで笑いました)

忙しい中、何にもないんだよぉ~~って言いながらも色々とプランを練っていてくれました。

本当ならばおススメの街へ日帰りで行きたかったらしいですが、マフィアの抗争でその街へ行く途中がかなり危ないらしいのでやめにして、地元付近を案内してもらうことになりました。彼女に会って色々とキャッチアップすることが最大目的だったので、観光とか別に大丈夫だよ~~とは言いましたが、セントロの街並み、素敵な大聖堂など歴史ある建物を案内してもらいましたら、やはり、来てよかったな~って思いました。正直どこも似たようなスペイン統治下につくられたヨーロッパ調の街並みなのですが、いくらみても飽きないです。本当に素敵で写真はパー子のように撮りまくりです。

 

今回一番楽しかったのは街の名産であるグアバ農場の見学ツアーに行ったことでした。彼女の住む街から車で40分ほどの小さなかわいい田舎街から、よくわからない観光バス的なもので揺られ、グアバ農家へ行きました。

着いたらグアバの良い香りが漂う中、手作りのベンチに座ってグアバの説明(横ですべて訳してもらいました)その後、グアバのお茶の試飲、生グアバ、グアバのパイ、色々なお菓子、ワイン、チーズ(合うからってだけでそこで作ってはいないw)をどんどん出してくれて、お腹いっぱいになるくらいでした。

シャワーキャップのようなものを被り加工工場も見せてくれましたが、ハエが飛ぶ・・・なかなかローカルな工場でしたwでも、今まで食べた中で一番美味しいグアバ製品だと思いました。

なにより、元同僚の友人がグアバが小さいころから大好き、本当に良い匂いで癒されるとよく仕事をしているときに言っていたのを覚えていたので、それを一緒に体感できて嬉しかったです。グアバの木を見たことも、嗅いだこともなかったので、良い経験でした。

あと、どこの国でもありがちな道中にあるお土産屋さんによるというのもツアーに含まれていて天然石屋さんに連れていかれました。おじさんは親切に細かく説明してくれるし、押し売りなしだし安いしきれいだし娘にお土産を買いました。他のメキシカンたちは驚くほど爆買いしていましたw

 

メキシカンご飯をリクエストした私に彼女は毎日、おしゃれ&かわいいレストランをセレクトしてくれて、何を食べても美味しかったです。色々と食べ物の説明をしてくれたり、歴史の話をしてくれたり、地元とはいえ私はこのように案内できるかしら?と思うほど親切にしてもらって笑い転げで楽しかったです。

あまり日本でもアメリカでも見ませんが、メキシコはワインも作っていてローカルワインは美味しかったです。ワイナリーには時間がなくていけませんでしたがおすすめだそうなので次回は行ってみたいです。

オシャレバーで飲んだ後、〆の夜更けのタコスも最高に美味しかったです。

ふ~~メキシコ、ご飯も乳製品もなんでも美味いな!!!

 

元同僚の親切なおもてなし心はもちろんですが、やはりメキシコ人全体、チップ目的とかそういう感じではない、人柄の良さが感じられました。住めば治安の悪さなど色々とあるとは承知していますが、前回も今回も人の優しさが強く印象に残っています。

 

気分よく友達との再会の時間を過ごし、駐在妻の友人ともお別れし、小さな空港でさて帰りますかとアメリカテキサス州行きの(直行便はないためテキサスで乗り継ぎ)フライトを待っていたところ、機体整備で一時間の遅延のアナウンス。

コネクションは余裕があったので、一時間くらいはまあ、と思っていたところ、2時間遅れとなり、コネクションフライトを変更しないと無理なほどとなりました。

変更を見てもらっている時点で、その機体が明確に何時に飛べるかが不確定なので、どう考えても今日はテキサス泊、翌日の朝一でしか戻れなさそうなことが判明しました。

さらっと書いていますが、ここまで判明するのに結構な時間がかかっていました。

そして毎時間毎時間遅延が発表されるという地獄のループw

最終的に朝のフライトが夜の9時となりました。最初からここまで遅れるのが分かっていたら友達に迎えに来てもらって一日遊べたのですが、毎時間遅延のお知らせでそれもかなわずでした。

 

あまりに小さな空港でカフェさえもなかったので(正確に言うと朝しか開いていない)小さなラウンジに課金して入り、ソファーでグダグダ昼寝しながら待ちました。

メキシコの水か?シーフードか?何かが影響しちょっとお腹がゆるめだったので、専用トイレがラウンジ内にあったのと、美味しいカプチーノがオーダーできたのがかなり良かったですw

ラウンジでも金持ちそうな英語の堪能なおじさんたちが親切に色々心配してくれて、私のフライトの機体は直さないで別の折り返し便でアメリカ行くようになるらしいよ、とジモッティーの力を使いw情報をいち早くお知らせしてくれました。やはりメキシコ・・・おせっかい&優しいなと思いました。

 

入国審査場終了の10分前になんとかテキサスに到着し早く帰りたくて仕方ない係員たちにせかされて無事に深夜アメリカ着。相手が何を言ってるかわかるし自分も言いたいことを言える環境になり、ほっとしました。ホッとしたのもつかの間ここからはユナイテッドへの恨みと愚痴となりますw

 

到着後、その日のホテルとタクシー、食べ物のバウチャーを発行してもらい、広い空港をさらに移動しホテルへ。選択肢はない、と言われて到着したホテルが・・・・

自分では絶対に泊まらないような古いチェーンモーテルで、ただでさえくたくたなのに気分がめちゃ下がりました。同じ便だった人が続々と到着していてみんな、無言で顔を見合わせ、はぁ、って感じでした。

ただ、もう疲労困憊している上に翌日早朝便なのでとりあえずシャワーだけして寝ようと諦めベッドに虫がいないかチェックして、部屋に水もないのでフロントまでパジャマでいって自販機で買って!!ユナイテッドを呪って寝ました。

 

翌日も、空港シャトルがあるとユナイテッドの係員は言って深夜のタクシーバウチャーしか発行してくれませんでしたが、コロナでとっくに廃止になっているとチェックインの時に聞き、ユナイテッドのアプリから配車サービスを利用しようとしましたがエラーが出てできず仕方ないので自腹で空港まで行きました。ホテルの人は返金してもらえるように申請したほうがいいよと言われました。金額はたいしたことないんですが、往復のバウチャーさえも発行しなかったユナイテッドのけち臭さぶりにむかつきましたw

 

たまたまやらかしユナイテッドに当たってしまってるだけかもしれませんが、こうも続くと二度と乗らぬ・・・と思ってしまいます。(出張は時間の関係でユナイテッドの便が一番良かったのと会社がとったので)

やらかしが続いているユナイテッドさん、すぐにごめんちゃいな~っていうメールと将来のフライトに使えるEクレジット発行したよ、というお知らせがきましたが、たぶんもう乗らないと思います。かといって米系、どこもひどいんですけど。

ふ~日本のサービスが恋しいです。

 

あと、グアバの木が欲しいなあと思いました。(どんな感想!)