アメリカ中年生活 弾丸で日本へ行く1 | アメリカの田舎にて

アメリカ中年生活 弾丸で日本へ行く1

先々週の金曜日の午後、あとちょいやることやったら早めに仕事終了してだらけよう、と思っていた矢先に客先からトラブルのお知らせが入りまして、その後は怒涛の会議三昧。

結果、翌日朝一で日本へ部品を持って行く、というミッションが与えられました。

幸いなのか、どうなのか、日本の鎖国がとけてCOVIDワクチン証明があれば入国前も後も検査はいらないし、隔離もないので無茶苦茶な日程が可能に・・・。

日本入国後、取引先の場所が地方でアメリカ人が行くにはハードルが高そうだったので、ヤマトナデシコの私に白羽の矢がw

羽田空港にて韓国から客先も合流する方向でしたが、この時点では韓国は週末の朝方で誰が来るのかも不明でした。

 

会議中にチケットを確認したら朝四時起きで六時半くらいのフライトがとれそうだったのでそのまま決定、夕方から日本へもっていく部品を取りに客先と待ち合わせした場所へドライブ。戻ってきた時点で夜だったので、朝四時まで徹夜を覚悟しました。中年のおばさんには耐えられない試練です。

 

そのあとは、日本入国のためのアプリをインストールしてパスポート情報やワクチン証明をアップロード、どのくらいの滞在になるかその時点で不明だったので冷蔵庫の中身を掃除(生鮮品は娘が父親の家へもっていきました)、戻ってきたときにきれいなおうちがよいので、ざっと家の掃除、適当にパッキング、仕事の整理、などをしていたらあっという間に出発の時間でした。

 

フライトは順調でしたが、乗り継ぎ地点でやっと羽田で合流する客先のコンタクトが転送されてきていて、ちゃんと合流できるのかしらと不安になりつつジャパンへ向けて乗り込みました。機内のお楽しみ(貧)プレモルを飲みながら仕事をして、寝ようと思いましたがあまり寝れず、ネットフリックスの溜まっていたドラマを見ていたらやっと夕方に羽田に到着です。

 

いきなりの話でいまいち実感がわいていませんでした、羽田空港到着で、日本の親切な係員の人を見た瞬間、三年ぶりの日本に帰ってきたな~~と実感がわきました。

降りた瞬間から、すごい人数の係の人が、アプリをインストールしてるなら画面を見せよ!と人々を誘導します。事前審査が終わっていると画面が青くなっているので、青の人はこちら~、違う色の人、アプリなしの人はこちら~と、別々の通路に案内されました。

 

その後、これまた大勢の係の人がテーブルに座っていて、待たされることなくそのテーブルにてアプリ画面の確認などを1分くらいで終えて、事前審査OKの紙切れを見せながら、入国審査官を通過して終了です。私は事前にアプリに情報をアップロードして事前審査OKの青色の人だったので、飛行機が到着してから15分もたたないうちにすべての手続き完了できました。これは、日本帰国のハードルがさがります。

 

合流する客先とは両替する銀行の前で落ち合う連絡をしていたので、とりあえずテキストして連絡しました。名前しか知らない人と待ち合わせするのでオンラインデートのようですw

銀行の前には、アジア系外国人ぽい感じの、ダサい中年のおっさん二人、若い男性一人、がいました。1/3の確率なので、おっさんを覚悟した瞬間、若者が携帯を見ながらキョロキョロしていました。

もしや~~と思って、会社名を名乗り話しかけたところ、なんと~小奇麗な韓国の若者が今回の待ち合わせ対象でした。イケメンではないですが、ヨレヨレのスーツをきたおっさんを横目で見ながら、心の中でガッツポーズwww

自分もヨレヨレの中年ばばあなので、文句は言えないのは百も承知ですが、一緒に行動するのに小奇麗な人がいいと思ってしまうのは仕方ないと思います(開き直り)

 

向こうもおっさんが来ると思っていたみたいなので、いきなり中年婆に話しかけられてめちゃくちゃ驚いていましたが、無事に合流、早めについていたはずなのでご飯を食べたか聞いてしまう母心です。挨拶がご飯を食べたか?の韓国人と同じだと笑っていました。ラーメンをすでに食べていたそうなので、とりあえず訪問先の地方へ移動しましょう、ということになりました。

 

大都会トーキョーで荷物をも持って電車乗り換えも大変そうなので、日本の頼りになるお友達のおすすめの通り、リムジンバスで新宿へ移動、そこから特別特急にのり移動しました。

バスのチケットを買うにも一人だったら大変だったので助かります、と丁寧にお礼を言われて、この時点で、この人めちゃくちゃいい人そうって思いました。

 

いい人そう予感は当たっていて、バスに乗り込み東京タワーにはしゃぎ写真を撮りまくっていて、新宿につく頃には年齢や婚約者と来年そうそう結婚することなども話してくれて打ち解け、お客さん扱いなどしないでほしい、お世話になるのはこちらだから、と何度も頭をさげられました。トラブル中で最悪怒られたりを覚悟で行ったので、まじで運がよかったと思いました。

 

新宿から特急列車で目的地へいくまで、ビールを飲み乾杯、適当に選んだ牛タン入り笹かまをえらい気に入ってくれてよかったです。

二時間半くらいの乗車だったので、その間に仕事の話も少し(担当じゃないのにいきなり週末に電話がかかってきて出張命令が出たそうな)、ついてから食べるご飯のレストランなどを選びながら、ビールと牛タン入り笹かまを食べてすごしました。ただの旅行w

 

地方の何にもないような場所だったのでビジネスホテル近辺はチェーン店や居酒屋しかない始末、しかも日曜日で地酒などがありそうな居酒屋は閉まっており焦りましたが、焼き肉か回転寿司でお客様本人は真剣に迷っていましたw

アメリカから来たばかりだしお寿司がいいのでは、という私に気を遣う結果で回転寿司を選んでくれました。

タッチパネルに韓国語があり助かりましたし、サーモンをたくさん食べ、ハイボールを嬉しそうに飲んでいて、美味しかったと喜んでいたので良かったです。

 

久々の日本で、来たこともない土地で見知らぬ人と回転寿司にいるこの状況が面白く思えてきて、これもなにかの縁だね~~と和やかに話し、早めに仕事片づけてづらかろうね!とハイボールをお代わりして、乾杯(何度するの)

 

この時点ではいつ帰れるか明確ではなかったので、明日からどうなるかな~と思いつつ、くそ狭いビジネスホテルに宿泊。幸い大浴場があったので(女性が少ないせいか夜遅かったせいか、毎日独り占めでした)のんびり入り、翌日に備えました。