毎年恒例

 

はちみつバード七夕感謝企画2021開催中です♪

 

 

 

 

 

ピンク薔薇ヤマネコ・グリップストラップ「go with」に

 

たくさんのご注文をいただき

 

ほんっとうーにありがとうございます!

 

 

ピンク薔薇ハッシュタグ企画「#愛されフード」に

 

ご参加くださった皆さま

 

どなたの愛されフードも

 

読ませていただく度に胸がいっぱいになります

 

 

 

どちらの企画も、

 

7月7日七夕の夜までの開催となります

 

引き続き、皆さまとご一緒に

 

楽しんでゆきたいと思います

 

どうぞよろしくお願いいたします^^

 

 

 

 

 

流れ星

流れ星

流れ星

 

 

 

 

 

 

さて今夜は、

 

わたし自身の愛されフードについて

 

綴って見たいと思います

 

 

 

 

アメブロでブログを始めて10年が経ちますが、

 

このひとのことを1度も書いたことが

 

なかったかもしれません

 

 

 

わたしの弟について、です

 

 

 

 

 

3つ違いの弟は、

 

背が高いことと

 

顔がそっくりなこと以外は、

 

わたしとは正反対と言っても良いぐらい

 

何もかもが違っていました

 

 

 

 

わたしは

 

まだ小さくて字が読めないころから

 

親に読んでもらう本を

 

全て暗記してしまったほどの本好き

 

けれど、弟が本を読んでいる姿は

 

未だかつて一度も見たことがありません

 

 

 

 

小学生のころ

 

わたしが友人と遊ぶのに

 

弟もついてくるのですが、

 

何をやってもルール違反するので

 

真面目なわたしはいたたまれなくなって

 

大抵途中で彼を連れ帰ることに

 

 

 

 

からだが大きく、みんなと同じことを

 

大人しくできなかった幼少時代の彼は

 

当時友人も少なかった気がします

 

そんな彼が

 

学校帰り、複数の男子に

 

からかわれているのを見て腹を立てたわたし

 

その男子らを怒鳴りつけたら

 

逆にめちゃくちゃ言い返されて

 

泣きながら帰宅したこともあったっけ

 

 

 

 

親が2人とも忙しいひとたちだったので、

 

わたしたち姉弟は

 

小学生のころから自然と自分で

 

料理をするようになりました

 

 

 

 

ある夜、用事で出かけた母の代わりに

 

わたしが初めてのグラタンに

 

挑戦したことがありました

 

ところが大失敗

 

塩辛くて食べられず、

 

晩御飯どうしよう、という心許なさと

 

一生懸命作ったのに、という悔しさで

 

泣き出す姉の目の前で、

 

弟が黙ってその不味いグラタンを

 

最後まで残さず食べきったのを

 

未だに覚えています

 

 

 

 

ある日、母が小学校の講演会に

 

出席した時のこと

 

壇上の先生が

 

「お母さんたち、どんなお子さんでも

 

いいところがひとつはあります

 

そこを誉めて伸ばしてあげてください」

 

と話すのを聞き、

 

「N(弟の名前)はいいところひとつもないな」

 

と思ったそうです(ひどい…)

 

 

 

 

が、ふと

 

「そういえばあの子、食べることだけは好きだな」

 

と気がついたのだそそうです

 

 

 

 

それ以来、

 

弟は食事の時間は

 

何をしても叱られなくなりました

 

お味噌汁に牛乳を入れようが

 

ファンタと牛乳を混ぜようが

 

ふりかけご飯の上から牛乳をかけようが

 

(どれだけ牛乳好きなのか…)

 

自由に放置されていました

 

 

 

 

そんなめちゃくちゃな弟が変わったのは

 

中学生のとき

 

ひとりの先生に目をかけられ、

 

バレーボール部に誘われました

 

元々口より手が出るほうが早い性格

 

厳しい練習を苦ともせず

 

彼は6年間バレーボールに打ち込み、

 

高校卒業後は

 

バレーボールで大手企業に就職しました

 

親も姉も、とても喜びました

 

 

 

 

なのに、

 

練習がぬる過ぎるという理由で

 

彼はそこをたったの1年で辞めてしまいます

 

その後、家を飛び出して…

 

 

 

 

いま弟は、

 

毎日仕事で料理をしています

 

ホテルのレストランで

 

副料理長の立場でがんばっています

 

 

 

 

そう、母が昔

 

「そういえばあの子、食べることだけは好きだな」

 

と思ったことが、

 

そのまま彼の生涯の仕事になったのです

 

 

 

 

今年の3月

 

わたしの娘が大学に合格して

 

京都に行くということで、

 

久しぶりに両親と

 

弟が働くホテルに行って来ました

 

料理が出て来たら

 

「お祝いに」と

 

その辺りでは有名な一色(いっしき)の鰻が

 

おまけについていました

 

弟の計らいでした

 

娘、大喜び

 

 

 

 

 

そして、帰りにレジに行くと、

 

既に弟が全額支払ってくれていました

 

みんなで驚いていると、

 

奥から板前姿の弟が出て来て

 

「A(娘の名前)ちゃん、

 

京都に行ってもがんばってね」

 

と笑顔で声をかけてくれました

 

 

 

 

その、弟が長年勤めたお店が

 

今度閉店することになったそうです

 

とても残念です

 

淋しいです

 

 

 

 

このご時世、

 

次に雇ってもらえるところを

 

すぐに見つけることが

 

できるのだろうか

 

 

 

 

解雇された職人さんたちは

 

どうなってしまうんだろう

 

また料理の腕をふるう機会は

 

来るのだろうか

 

 

 

 

弟の作る料理を

 

恋しく思ってくれるお客さんは

 

いるのかな

 

 

 

 

 

様々な想いを胸に抱えながら、

 

閉店までできるだけ

 

弟の料理を食べに行きたいと思います

 

 

 

 

 

わたしの「愛されフード」

 

 

 

 

 

 

 

スマホ写真です

 

以前撮った写真を探しましたが

 

ひとつ前のPCがクラッシュしたときに

 

消えてしまったようです

 

 

 

 

 

今度はちゃんとしたカメラで撮ろう

 

ちゃんと写真で残そう

 

 

 

 

そのためにも、

 

弟の料理を食べに行きたいと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

読んでいただき

 

ありがとうございました

 

引き続き、

 

皆さまの「愛されフード」を

 

お待ちしています^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はちみつバード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

本日のBGM