先日の 「きれいすぎる肌にする治療」 としてのボトックスのその後です。


ボトックスは、従来の筋肉の動きをとめて表情皺をなくす、というだけの治療法から、今まさにいろいろな方法が出てきている転換期にあると思います。


Tゾーンのオイルコントロール、発汗の抑制などでも使用されますが、 韓国の先生方の治療法は、ボトックスを使用して、 顔の形態すらも変えて行こう、もとの顔のまま 手術の手を加えないで、モデリングしていきます。



さて、しかしながら、今回のパターンでは。


本来はボトックスリフトを行う予定にしていた旧知の知人。

しかし、すこし久しぶりに会ってみますと、ばっちりフェイスリフト、それに 眼瞼下垂の手術も最近うけられています。

そしてヒアルロン酸などもたっぷり入っています・・・。


そんなわけで、フェイスラインにたるみもまったくなく、むしろ下顎の骨のラインがシャープにくっきり。


そこでボトックスリフトの効果がわかりにくいと判断しボトックスリフトは断念し、 気になっている毛穴の範囲のみにメソボトックスをおこなったのですが、効果のほどは・・・ちょっといまいちです。

彼女には、いままでの エコツーの方が効果は良かったとのこと。



こうして考えると その皮下にボトックスが注入されるだけでは、毛穴が引きしまり、凹凸感が滑らかになるという事実が、今回は効果をあまり発言しなかった理由を考える必要があります。

局所だけに注入してもキメが整う、というデータもありますし、メソボトックス(イントラダーマルボトックス)を行えば、肌が張る、というのは 広く知られている事実にもかかわらず、今回は 10センチ以内の非常に分かりやすい範囲に限局しておこなったので、経過もとても観察しやすいのですが・・・。


以前より言われている、前額にボトックスをうっても 肌がつるつるに、毛穴も目立たず、 メソボトックスを全体にすればもちろん毛穴も目立たなくなります。

ボトックスリフトでもそうです。


しかしながら、頬などの毛穴も目立ちにくくなる事は 局所の皮下にはいったボトックスだけではなく、周囲からのリフティングも関係しているのかもしれません。