こんにちは。
ここ半年ほどまえから 当院でも 難治性のにきび治療に アルダクトン(スピノロラクトン)を処方しています。
開始前に考えていたよりも副作用発現は少なく、この治療を開始された方のほとんどが継続されています。
月経への影響がある事、内服中は妊娠をさけなければならないこと、など注意が必要ですが、かなりの効果をあげています。
また自費薬であるため、避けていた部分もあるのですが、古くからあるお薬であり、自費といっても 費用はかなり安く、 月に 1400円から 2800円程度としています。
また、当院では 200mg以上に増やして投与する例はないので、 それ以上に費用がかかることもありません。
アルダクトンとミノマイシンなどを組み合わせ、積極的に 肌表面にも ディフェリンや トレチノイン、ケミカルピーリング、超音波洗浄などを行う事で、 比較的安価で、かなり短期間で軽快する症例が非常に多いです。
にきび跡治療も非常に大切ですが、にきび跡治療を希望の方には、にきびそのものがまだアクティブである方が非常に多く、色々な方法を組み合わせて積極的ににきび治療を行っています。
私が考える最低限の事は、
*ディフェリン または トレチノイン 、ケミカルピーリング
これに くわえて
*APPSの日常使用。
まずはここからだと思います。 後は内服やスキンケアは必要に応じて使い分けます。
コスト重視の方には そのように。 効果重視の方には 必要十分なものを。
非常に難治性のにきびの方は、 一度検討されてみてはいかがでしょうか。
(ただし妊娠中の方を除きます。)