笑’の和太鼓のバチが
使っているうちにヒビが入ってしまったので、
Jirに続いて自分で作ることになった。
カンナくずだらけになりながら、
ひたすら削る。
「なんだか思うようにできない・・・・」
とため息をついた時、
そこに通りがかった兄曰く、
「最初からうまくいくなんて、思わない方がいい。」
アドバイスというか、トドメ~~。泣
そして実際、
一組目は2本の太さも長さも違って、
最終的に調整がつかず、
どうにもこうにもいかなくなってボツ。
丸々2日くらいかけたものは、
薪になった。
今までの笑’なら、
これで終わってた気がする。
ところが翌日、自分から再開。
綺麗な丸棒にするのは、
なかなか難しいと思う。
かなり完成間近になったころ、
再び兄、曰く、
「木の種類そろえてないんだ。
これじゃ、重さが変わっちゃうよ。」
またしても・・・・・
それ、もっと速い段階で言ってほしかった、よね・・・・
持ってみるとJirの言う通り、
やっぱり重さが違う。
これ、使いにくいぞ、と思うけど、
「やりにくかったら、また作ればいいもん。」
と、その週の練習はこれを使うことにした。
「作ってると、びゅんびゅん時間が過ぎるね。」
そうだね、かなり集中してたもんね。
「木で作るのって、前はもっと大変だった。」
だいぶ面白くなった。」
この日はそのまま手打ちうどん。
「前よりうまくできた♪」
「もうゆでるのもできちゃう♪」
兄妹の一番下。
兄達はみんな、自分より上手に
手早くなんでもできる。
笑’が幼い頃なら兄達はフォローしてくれたり、
代わりにやってくれたけど、
今は、笑’には少し厳しめな指摘をする。
兄達の言うことは最もなのだけれど、
そしてそれがやる気の素になればいいのだけれど、
笑’には逆効果なことも多い。
兄妹、下にいくほど
自信がつくかまでに時間がかかるな~と思う。
それでもこの頃、
色んな事が初めからうまくいかなくても、
だんだんできるようになっていくことを、
自分でもわかるようになってきた。
そしてそれが面白いということにも、
気づくようになってきた。
少しずつ
笑’の中でも育っているもの。
自分で育てているもの。
このまま見守りたい。