どうも、藤津牡丹です。東京都江戸川区在住の多井隆晴(47歳独身)さんがこの台風で被害を受けていないかとても心配で、正直観戦記を書く心の余裕がありません。
それはそれとして、今日も渋谷ABEMAS第4節の観戦記を書いていければと思います。皆さま宜しくお願いします。

前節エース多井とルーキー日向の活躍で大幅にマイナスを減らすことに成功したABEMAS。
この日の先発は前回ラスを引いてしまった松本。

こう本人が話す通り内容は悪くなく、いいンじゃねーの?という所。
それを示すように早速今日の債務者3人からこの取り立て。

白熊、セイウチ、人妻からしっかり利息分を回収した。
一方で難しい手になったのが東2局の1本場。

松本はここから6m切りを選択。
対子系、刻子系の手は捨てられない中切るとすれば6m、2p、4pのどれかになり、打6mは良さげに見えるカン3pの受け入れを残した打牌になる。
2pが2枚見えで重なりに期待しづらいこと、5mが3枚78mはそれぞれ2枚見えていることから6m引きに期待して2p→4pと払っていくのが一目良さそうに思うが、タンヤオでの仕掛けも消したくなかったのだろう。ここの優劣ははっきりしない。
ただいずれにせよここで松本のアガリはなく、代わりに点数を稼いだ勝又の犠牲になったのがパイレーツのゴールデンルーキー瑞原。
東4局でめげずに先制リーチをかけたが、ここで松本から強烈な取り立てが入る。

一発目、まず2mを切り飛ばす。

イーシャンテンになった所で3sも叩き切り、5mを引き入れて恐怖の親追っかけ。
無情にも捕まったのは先制した瑞原だった。

12000の直撃でダンラスに。

と語る通りの結果となった。
ただし続く1本場で微妙なテンパイが入ってしまう。

8p切りでカン4pのトリダマとしたが、三色が見えるだけに相当不満な形である。
打9pなどでのテンパイとらずもあったのだろうか?結果はすぐに47pに変化し好形でリーチを打てたが、ドラもない赤もないこの手であればいくらMリーグのルールでも三色を追って良いのかもしれない。このリーチとセイウチ不倫男に挟まれてしまった負債まみれの人妻だったが、ここで果敢な打牌があった。

このイーシャンテンで掴んだ4mをツモ切り。二軒リーチにはどちらも無筋で、セオリーではこんな牌の押しはご法度。しかし守備目的で切れるのはせいぜい6mくらいで、ダンラスであることも加味するとここは押してしまって問題ないと思う。
相手の手牌構成が大体予想できて、無筋だらけでも二軒に当たらない牌が選べる超能力者はごく稀にいる。そういう人間ならともかく、超能力までは持っていないほぼ全ての打ち手はこれは押すべきだ。ただその選択をこの大舞台でできる瑞原は流石である。Mリーグデビュー直後にして、既に恐れを断ち切っている。
ここまでは順調に取り立てを進められた松本であったが、南場に入ると勢いはぴたり。
結果としてはアザラシにトップをまくられ渋い2着で対局を終えたが、おそらくこれは融資の一環だろう。勝又は裁判への備えで多くの金が必要と聞く。ここは快く貸し付けて、利息で稼ぐより他ない。

2戦目に登場したのは同じく初戦でラスを引いた白鳥。

松本と違うのは前年の成績で、連続ラスでも引こうものなら個人最下位の悲劇が流石に頭をよぎる。
今期初のプラスを、トップを最も渇望しているのは本人だろう。
その白鳥にらしい打牌が出たのは東2局。

ターツの選択で選ばれたのは打7p。
対面の麻雀ソフトの初巡9pを見て6pは1枚以上使われていそうという読みに基づいた選択で、Twitter等で評判も良かったらしいがこれくらいは白鳥クラス普通である。
結果としてはしっかり4pを捉えてカン6sでのリーチとなり、ツモアガって10002000となったのだがこれは白鳥が逃してはならないアガリだ。雑さがウリだったり、顔や体型で指名された選手はこういう細かい選択を誤っても然程ダメージはないが、どちらにも当てはまらない、むしろ繊細さがウリの白鳥がこれを7p切り以外の選択でアガリ逃すことだけは許されないのである。
良いアガリを見せてくれた白鳥だったがこれ以降ははっきりしない展開が続き、迎えた南2局の2本場。
まずは麻雀ソフトの好手を紹介しよう。

どうしてもアガリたい手でソフトの示した最善は打5p。マンズにくっついてのタンピン変化および仕掛けは捨てず、ダイレクトで張った際カン8pが出やすくなるようにという選択だ。
涙が出るほど嬉しい6pのチーテンが取れなくなるデメリットはあるが、ちょうど白鳥に1枚処理されてしまったのと上家の酒豪の河が直ちにピンズの中張牌を打ち出すような様子ではないということがある程度それを打ち消したのだろう。
結果はすぐに4mを引きタンピン形になったため影響はなかったが、面白い一打を見せてくれた。
この局は上の画像の麻雀ソフトを除く3者にも勝負手が入り、最終的には全員テンパイの鉄火場に。
ここでの白鳥の選択が見事だった。

36mのマンガンテンパイから、あえて打点を下げ両面も捨てる5m切り。
しょーちゃんピンフ知らんのか(笑)個人最下位(笑)厨二病(笑)と笑うのは簡単だが、よく見るとこの選択は相当に難しい。
36mがいるかどうかはわからないが麻雀ソフトと地味なおっさんは掴めば切るかオリるかで、残り1枚の9mは誰も止められない。
ただ危険度には結構な差があり、5mは大体通りそうだが4mはダブロンを食らっても文句は言えない。開幕戦、他人の放銃を勝手に責任払いにされた白鳥だ。彼の場合だけダブロンが解禁されることも決してなくはない話。
待ちの期待度にあまり差がないのなら、と苦心の末5mを切った白鳥だったがこの苦悩は実は全くの徒労だった。4mも5mも声をかける相手は皆無で、更に下家の酒豪がリーチに出た後すぐに6mを掴み同巡ソフトが9mをツモ切るなど、いずれにせよアガれていた手だった。
これで4mが本当にダブロンの牌であった日にはおそらく白鳥は対局中でも構わずオムツの中で絶頂していただろうが、ここでは彼の貴重な産卵シーンを見ることは叶わず。
ただこのアガリで優位に立った後はオーラスのピンフ手をうまく369sにまとめ上げ、白鳥は無事待望の初トップを獲得した。

第4節を終えた渋谷ABEMASの成績は以下の通り。

台風に巻き込まれたであろうエース多井のトップで勢いづいたABEMASはこの日までなんと5戦連続連帯。
一気にプラスに転じ、Aクラスと言える4位まで浮上しました。
昨年の成績から「多井がダメなら終わりのチーム」という声もなくはないABEMASですが、ルーキー日向の安定感と逆襲を期す白鳥、松本の活躍で無事借金を完済することができました。
「僕たちが頑張るので多井さんは安心して江戸川の様子でも見に行ってください」と誰かが言ったかどうかは定かではありませんが、アラフィフ独身実家暮らしに頼り切りのチームではないぞというところを見せたいと3人が思っていることは疑う余地がないでしょう。

今年のABEMAS、全員、全試合、必見です。