小6と中1が在籍する「中2クラス」は、比較級に入った。上智大学の北原延晃先生が発明した「北原メソッド」のAパターンでの文法指導。

A is ( ) than O.

tallerがすぐに出ず、biggerという声が漏れた。

Oh, bigger? と私が言って、縦ではなく横に大きいジェスチャーをすると、「あ”~何だろ。Hint, Please!」

(t ll )でtallerが出た。

北原メソッドでは復習が多く、ここでは、新しい文法をやりながら、形容詞の復習。

M is ( ) than A.

今度はsmall...というつぶやきが聞こえた。

Big or small!と私がジェスチャーで、bigが「横に大きい」と示すと、「ぐぁ~分かりそうでわか~んない。Hint, please!」

(sho )でshorterが出た。

後の練習の中に、big or slimは入っているが、時間節約のため、生徒が見れば分かる「肥えた」「痩せた」について、私は言及しなかった。生徒が、「あっ、こういったら良いのか」に気づいた時に自分のものになる。これも北原メソッドの一つ。

この後の比較級の文を練習する中で、生徒達に、今日、他にうけたのは、cuteに対するugly「キモい」だった。これは、気持ち悪いは虫類を飼っている愛好家二人が、自分たちのペットのキモさを競っている会話。

中学生クラスでは、単語を、「授業中に」意味を見て綴りを書けるようにしている。学校や他の塾のように、「単語テストをするので覚えてきなさい」は、一度もやったことがないし、この教室では必要のないこと。

この教室では、正しい発音にこだわることによって、音と密接な関係がある多くの中学英語は、短時間で、この教室の授業中に、生徒達は、英単語を言うだけではなく、綴りを書けるようになっている。これは、北原メソッドの一部に過ぎない。

複数の中等教育学校の生徒によると、この教室での記憶力のトレーニングが、学校の漢字テストに絶大なる効果を発揮しているという。他のクラスメイト達が、前日に必死で覚えてくるような難しい漢字を、たったの10分で覚えられるという。これが、英語塾なのに、英語以外の教科も成績が上がる理由の一つだろう。


英検準1級クラスでも、語彙について、面白いことがあった。

prodigyが、覚えるべき30語の一つに出てきたときに、法政二高の生徒が「オレじゃん!」というと、他の生徒達が、一斉に反応して、「こんなに大きな神童、いねえよ!」などと言い出した。

7月後半に二年ぶりに帰ってきた法政二校高の生徒にとって、英検1級の単語は、見たことのない単語ばかり。それでも、この日も、ほとんど全部を、日本語を見ながら次々に英語を言うことが出来た。他の高校生達にとっては、新聞記事で何度か見た単語が多いので、全くの初めては少ない。高校の一番難しい教科書よりも、英字新聞の方が語彙が難しいので、この教室の活動に慣れてしまえば、学校の活動は簡単に思えてしまう。

法政二高の生徒と、国立大医学部を目指す生徒は、このところ、ライバルのような場面が増えてきた。2年間のブランクがあったとはいえ、中学3年間に私の教室で学んだことは大きく、たまに中学英語を復習する必要があるときに、この「二高生」は強い。一方で、より英検準1級のスピーキング対策を長くやって来た国立大志望生は、話す英語が、二高生よりも遅いものの、エラーが少ない。

この教室では、中学1年から始めた生徒は、今のところ、「例外なく」、段階的にレベルを上げて英検1級の単語に至っても、同じように、授業中に、30単語のほとんどを日本語を見て英語を言うことができている。さすがに、中学クラスのように、綴りまでは要求していないし、必要性もない。もう一つの、遅れて始まった英検準1級クラスの、中学生から始めた高校生が、部活の都合で、夏休み中に、このハイレベルなクラスに入ってやっても、全くびくともせずに、クラスに溶け込んでやっていた。

中高生達の英検2級クラスと英検準1級クラスには、男子が多いこともあって、大谷翔平や井上尚弥の記事が大人気。「50ホームラン・50盗塁」にも注目していて、このところ、授業の度に「今日は大谷翔平の記事はありますか?」ときかれるので、ほとんど毎回用意しており、いつもは3枚の新聞記事が、4枚になり、週末の私の準備が大変。

大谷がドジャースに移籍してからの記事を読み始めた頃、「ウィル・スミスがホームラン打ったって、あの俳優が野球やっているのか?」と面白いことを言っていた。

記事を読んで、虫食いのスコアボードを完成させる問いの指示文は、北原先生の研修で出会う、東京都のALTに作りかけの教材を見せながら、3つぐらいの指示文の案を提示して検討し、一緒に作り上げたもの。

英字新聞は、日本語の記事とは違って、必ずしも時系列では書かれていないので、よく読まないとスコアボードの数字を埋められない。当然、答え合わせは、in Englishである。読みたい記事ということもあり、喜んで生徒達は取り組んでいる。繰り返し、同じような記事を読むと、日本語の注がほとんど必要なくなる。これは、語彙が身についた証拠である。

時事ネタは、学校の理科や社会の知識を補うだけではなく、激動の世界を、日本の放送とは違った視点で見ることができる。生徒達が読んで意味があると思えるので、ハードルが高くても興味を持って読もうとする格好の教材だ。北原メソッドを応用して、一つの記事が200~360語の教材を、3~4枚、次々に扱った上で、それらを要約させたり感想を述べさせたりした上で、英検1級語彙30語、さらには英検準1級スピーキングのトレーニングまで、かなりのボリュームを約1時間半で扱うテクニックは、長年の間、北原メソッドに取り組んだ成果だと思う。




*「北原メソッド」については、
「北原延晃 北研のページ」で検索、「北研のページ」→「北研のご案内」に、「北原メソッドのいいところ」などの資料があるので、ご覧ください。


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