上智大学で教鞭をとった北原延晃先生の研修に参加してきた。


Model Language Studio (MLS)代表の太田雅一氏を招いての研修会。

【1】MSLとは?

浄瑠璃作家の近松門左衛門(1653-1725)は、「虚実皮膜」という、「虚構と事実の微妙な境界に真実の芸術がある」とする論を述べた。

一方で、日本の歌舞伎に見られる大袈裟な演技は、現代の舞台演技には不自然である。

そこで、MLSは、コンスタンチン・スタニスラフスキー(1863-1938)によるスタニスラフスキー・システム、リアリズム演技スタイルをベースに置いてつくられたという。代表的な考えは次の通り。

「演技は見せびらかすものではなく、想像上の環境の下で、真実性を持って行動することです。大袈裟な演技は要りません。」

「よく演技は、他人になることだと言われますが、私共では、「あなた」の考えで演技することが求められます。」

「actorというよりも、「doer」であれ。」

「現実に根付いた自然でナチュラルな演技、動き、感情の入れ方の方法で英会話を学習すれば、心からの表現・表情を引き出すことができると考えています。できるだけ現実に近い形にするために、劇に出てくる小道具など(簡単なイラストでも構いません)を用意してください。MSLではこれを6番目のW (=With what)と呼んでいます。そしてナチュラルな演技・動きで演技します。」

【2】Talk & Listen

そもそも、欧米の文化として、「相手の目を見て話す」ことが重視されていることが、日本と異なる。セリフを練習する過程で、一回転してから言う手法は、一回転してから相手の目を見て話すことに繋がる。

台本のセリフを確認しながら、相手の目を見て話す方法は時間がかかる。しかしながら、事前にセリフを必死に覚えて演技するよりも、より深い理解に基づいて、話し相手への感情理解を含めたコミュニケーションができることから、よりリアルな、完成度の高い演技ができる。

【3】北原メソッドにどう生かすか?

音読、ベーシックダイアログ、スキッドに直接、MLSの手法を使うことができる。

生徒のスピーチを動画に撮るときに、良かれと思って、モニターに関連写真を写していたが、できるだけ実物や紙を生徒に持たせてやった方が良いのではないかと思った。

日頃の音読では、監督になったつもりで、できるだけ具体的な状況設定をすることによって、より現実に近い感情を伴った、印象深くて記憶に留まりやすい活動になるだろう。



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新規生徒募集 新しい英語のクラスを作ります

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金曜日を除く平日の5時から始まるフルートの生徒を募集中。初心者から中級まで。
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上智大学で教鞭をとった北原延晃先生が唯一認めた、北原メソッドを実践する英語教室

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