多くのフルーティストに好んで演奏されるシャミナードのコンチェルティーノを録音してみた。

シャミナード(Cécile Chaminade 1857 - 1944)は、「出版作品と演奏活動によって、経済的に自立した最初の女性作曲家といわれる」とWkipediaで紹介されている。多くの一般的なクラシックファンは、名前は聞いたことがあっても、女性の作曲家だとは知らないのではなかろうか。日本語のWikipediaでは、管弦楽版が先に作曲されてからピアノ版が作られたと書かれているが、英語とフランス語では、ピアノ版がオリジナルとなっている。いずれにせよ、パリ音楽院からフルート科の修了コンクール課題曲として委嘱を受けて1902年に作曲された。そういうこともあって、技術的には、結構、難しいし、同じ旋律が使われていても、単なる繰り返しではないので、作品の構造も十分に理解する必要がある。

全体的には、ABCAの流れではあるが、同時に、ロンド形式と、このような単一楽章の協奏曲であっても、伝統的なソナタ形式も意識するべきであると私は考える。転調の仕方も、全体的なテンポの決定に大きく左右されると思う。

この曲を演奏すると、「名曲をらしく演奏するのは難しい」と、学生時代に、藤田由之先生が、シューベルトの『未完成』を演奏するときにおっしゃったことを思い出す。


フルートとピアノのためのコンチェルティーノ Op. 107
Le Concertino pour flûte et piano en ré majeur, op. 107
The Concertino for flute and piano in D major, Op. 107

セシル・シャミナード 作曲
Composed by Cécile Chaminade


The Golden Age of the Flutists Vol. 3
Chosen and revised by Marcel Moyse
Supervised by Toshio Takahashi

続けて聴ける再生リストからおきき下さい。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLfFfASVQuagqPGHrFQF09J5IoB6Fe1AWr

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