2022年8月に上智大学の北原延晃先生に特別授業をしていただいたのは、最も生活指導上、問題があるかのように見える当時の中3クラスだった。その後のキタケン(研修)の時、北原先生が私の教室について、研修に参加した学校の先生方に話をすると、学校の先生方は、私と生徒の信頼関係の篤さに一番驚いていた。

今でも、このクラスの授業では、外から見えないように「カーテンを閉めなさい」と言うことがある。外からは授業規律が崩壊しているかのように見えるほど、姿勢が悪い時があるからである。姿勢は悪くとも、やることはやっていて、この中で一番早くから、中1の夏休み前から始めた生徒は、一番、姿勢が悪くても英語力は一番あり、高校に入ってからも英語成績5を維持している。


2つの英検準1級クラス

2つある準1級クラスの内、先に始まった、中高生混合クラスは仕上げをやろうとしている段階。授業時間以外に、自ら英字新聞を読むような生徒達と一緒にできる中高生がもしいれば、ご検討いただきたい。

もう一つの、最近、英検2級クラスから準1級クラスになった高1男子が集まったクラスの生徒達は、「Fラン以外の大学に入れればよい。そんなにがむしゃらにはやりたくない。」と言っている。高2の間中に全員、英検2級に合格することがクラスとしての目標。一見、規律がゆるいかもしれないが、中学生の時から私の教室で鍛えられただけあって、英字新聞の読解力はたいしたものだと思う。小学校時代に学級崩壊の震源地になって学級担任が替わる原因になったり、中学校時代に「リアルのび太」と言われた生徒達が、とても機嫌良く教室に来てくれている。北原メソッドの特徴である暖かい学習の雰囲気がある。英検準2級程度の力がある高校生であれば、別途、中の多めの英字新聞教材を私が用意するので、一緒にやることを検討してみてはどうであろうか。

自律した学習者に育てること以外に、中高生達の授業をしながら、まず私が考えているのは、偏向報道の多い日本のマスメディアの報道だけではなく、海外の報道などに自らアクセスすることによって、自分の身は自分で守ることを考える社会人になって欲しいということ。生徒の興味関心を惹くことからも、英字新聞は、英検2級・準1級のクラスで重要である。

小中学生の試験対策も、開業から段々と変化してきた。以前は、学校の問題集を、全教科やらせること、それだけでも結構大変なことではあったが、それを重視してきたことは確かなこと。その後、2つのことを念頭に、考えを修正している。第一に、多くの学校では、私の教室の生徒達のような英語力が身につかないこと。第二に、他の塾の経験者が私の教室に来ると、多くは、指示がないと動けない、つまりは、塾の助けがないと自ら学習できなくなってしまう状態に陥っていること。

大学受験は、自ら色々と調べて、自分で準備しなければならないことが多い。しかも、高校2年の終わりまでには、それができるようにならなくてはいけない。

結局、塾でありながら、塾が無くても自分で学習できる自律した生徒の育成を私は目指すようになった。

中1の段階では、学校の試験範囲にもなる学校の問題集を提出期限までにきちんとやる習慣作りをしながら、英語教室として、英語の試験対策のやり方が上手くいっているかを、試験直前に確認している。問題演習は、家でできることなので、私の教室で、試験直前に「試験対策として」問題演習をする時間は、年々、減少している。私の授業がアクティブラーニングの手法で進んでいるので、学校の授業を一番知っている生徒達自身が、良い成績を取るにはどうしたらよいのかを考えるようになる。私の教室で英語の学習がラクになるので、余裕ができた状態で、英語だけではなく、他教科も含めて、定期試験直前に何をしたらよいかを考えるように育てている。

高校になると、学校単位ではなく、学校の先生によって、定期試験の出題傾向が全く異なる。これでは、塾の支えがないと勉強ができないような高校生に、学校よりも遙かに短い時間、塾で学校の教科書を中心に使ってサポートすることは、困難である。根本的な解決は、生徒自身の英語力そのものを高めて、自分自身で、対策を考えることで成し得る。指導要領が変わって、最近は、一部の中学校でも、似たような状況になっているようだ。

高校生については、学校の教科書の勉強のやり方は教えるが、学校の教科書そのものは、私の教室で扱っていない。私の教室で身につく英語力によって、学校の英語の授業がかなりラクに受けられると、ほとんどの高校生が言っていて、学校の定期試験だけではなく、模擬試験などにも結果が出ていることから、やり方は間違っていないと思う。

私の教室の特徴の一つは、入塾するとなかなか辞めずに、長く通ってくれること。高校生の間に入塾して、大学生になっても来てくれる生徒もいる。高3になると、英語以外の教科を補強するために、予備校と掛け持ちしたり、予備校に鞍替えする生徒もいる。中高生混合の方の英検準1級クラスの生徒達は、より高いレベルを目指していて、英検を大学受験に利用しようと自ら調べて、「たとえ合格に至らなくてもスコアで○○点は取れるようにしたい」と言っている。

以前にも書いているが、この教室を卒業しても、わざわざ合格報告をしてくれた元生徒の実績については、遠慮無く使わせていただいている。今のところ、在籍中か、慶応大学に合格した生徒のように、直前まで在籍した生徒の結果がほとんど。大学入試については、今まで関わった高校生、全員から合格報告を受けている。早稲田大学に合格した生徒は、入学試験の英語でのプレゼンテーションには私は関わっていないが、この教室に通っている間に、中学・高校英語の穴を埋める基本的なことから、物事を説明するための順番に至るまで、当時のレベルの高いクラスの中で教えた。残り少ない年度中の合格実績が、在籍中の生徒を含めて、さらに数件あるはずだ。

北原先生の研修会では、赤坂中で教えた生徒の多くが、後に、早稲田や慶応、上智などの名だたる大学に進んだと聞くことがある。他の塾から来た生徒達との比較から、英語力だけではなく、間違いなく、北原メソッドの特徴であるアクティブラーニングで身についた事が、他教科に波及していると思う。また、東京学芸大学の金谷 憲先生の研究で示されたように、大学入試のほとんどの問題は、「文法的には」一昔前の中学英語を徹底することによって正答を導き出すことができるということも見逃せない。私の教室の生徒達を通して分かったことは、話す、聞くについては、間違いなく、中1の夏までが最も身につきやすいが、それを逃すと、修正が難しくなる。多くの受験生が、大学入試に向けて英検2級を取ろうとして、高校になってから頑張っても難しい理由は、きちんと音を、もっと若いときにやっていなかったからである。

準1級クラスがいつまで続くか分からないので、空き時間がいつできるかは不明。既存のクラスには、一緒に授業を受けていただく無料体験で、入塾をご検討いただきたい。金曜日以外の平日午後5時から来れる、小学生を募集中。午後7時以降の時間が空かないので、部活動と両立したい中学生には難しいと思う。2月に2つの小学生クラスを統合するのに伴って、平日5時からの時間が空く。

募集生徒

2月以降から小学生クラスを新たに新設したい。

対象:小学4年生か5年生
*小6は4月以降に中学生になったときに、部活動と両立できないと思う。
時間:月曜日から木曜日の中から2日、週に2回必須。
午後5:00~6:20
改訂前の旧文科省検定中学校の教科書を使用(北原メソッドが最も浸透した版)

現在の中3クラスは入試が終わって、生徒が継続希望をすれば、英検2級クラスになる予定。

現在複数ある小学生クラスは2月に統合して、中2教科書を扱う。4月から中2になる座間市立中学校の生徒は内容的には可能。早めに来ていただければ、現行のHere We Go! 2も、全員で使うことは可能。

水曜日午後7:00~8:20
金曜日午後5:00~6:20

金曜日が、部活動をやっている中学生には難しいかもしれない。半年後ぐらいに午後7:00からに時間をずらす予定はある。

高校生は、進路で英検を使うには願書を提出する段階、推薦関係であれば、高3の夏にはスコアや合格証明書が必要なので、早めにご検討いただきたい。英検準2級取得時から、最短で半年はかかる。学校高校の授業では、英語を一切生徒に声に出させない授業をやる先生もいるようなので、その場合は、もっと時間がかかる。やはり、高校の英語の授業で何をやっているかや、中学英語で何をやっていたかに大きく左右される。

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