こんにちは、ネイティブ英語環境 奥村美里です。
最近、五歳児英語ワンデーセミナー、定期講座などを開始して、英語学習者の方々と直接、触れ合うことが増えました。
その中で感じたことは、日本人の方は大体、英語しゃべれるんです。
学習者の98%まではしゃべれると思います。
『私、英語全然ダメ~』と言っている人であっても
実は話せます。
でも、
『話せない』
と思っているワケです。
話せない、と思っているから話さないわけですね。
自分が『たばこを吸わない』と思っていると、煙草を吸わない、ということが当たり前になるのと似ています。(わかりますかね?)
で、その理由を考えてみました。
日本人英語学習者が英語が話せない(と思っている)原因は大別して2つあります。
その1、自信がない
その2、完璧主義
これにつきます。
まず、自信がない、について。
自信がないと、しゃべる前に
『これは通じるだろうか…』
『もしかしたら間違っているかもしれない…』
と思ってしまい、貝のように口をつぐんでしまう。
または、
小声になったり、言い直したりしてしまう。(ア、ア、アイ…リブ ゼアみたいな感じ)
そうすると、"What?" "Say that again?"みたいな感じで聞き返されるので
『あ~やっぱ、私の英語、通じない!』
と思って自信喪失してしまう。
このパターンが初心者に非常に多いわけです。
でも…小声でぼそぼそ話していたら、日本語でもわかりにくいです。
なので、ここは大きい声で口を大きくあけてハッキリしゃべることで
英語は
お ど ろ く ほ ど
通じますので、試してみてください。
あと、口を貝のようにつぐんでしまう方。
よ~くお気持ちはわかります。
私もかつてそうでしたので…
でも…
日本語は遠慮は美徳で沈黙は金
ですが
英語は発言しないものはそこにいる価値なし、で何を考えているかわからない無意見の人
とみなされます。(泣)
ついでに言うと、
日本人の方がよくいうのですが
『ご迷惑になる』『恥ずかしい』といった表現も英語ではほとんど使われません。
そういう観念があまりないんですね。
ですので私のおすすめは
英語を話すときは外国人になりきる!
と、いうことです。
言葉は文化がくっついています。
なので、私は英語を話す人は多少なりとも英語で話すときの性格や表情と日本語で話すときの性格や表情は異なっていると思います。
なので、言葉を話せるようになる、ということはその文化も学ぶということなのです。
英語は日本語に比べ、
カジュアルで陽気でダイレクトです。
そして大げさで人を良く褒め、結論から話します。
なので、英語を話すときはそれを意識して積極的に大きく口をあけ、はっきり話してみてください。
ちなみに
『こういうふうにいったら失礼じゃない?』と
思って英語を話すのをためらう方は、
会社の社長と貴族やロイヤルファミリーと話すとき以外はそういう心配なし!と覚えておいてください。
で、その2の『完璧主義』。
これがあるから日本経済が発展したとも思うのですが…
語学習得においては完璧主義はズバリ、敵です。
五歳児英語セミナーでお伝えしていますが大体、全部日本語のまま(ニュアンスとかも)伝えようとすると、いつまでたっても英語が話せた、上達したと感じられません。
なので、私は『ニュアンスという言葉は上級者になるまで忘れ、8割伝わるのを目標に話しましょう』
とお伝えしています。
前置詞、冠詞のただしい使い分けとかやっていると、文法には詳しくなれますが英語は話せるようにはならないと思います。
(すでに話せる人がより上を目指して文法を学ぶのはいいと思います)
ですので、8割伝わればいい、というところを目標に英語を話してみてください^^
また、下記、おまけです。
【3・11以降、日本人の政府に対する信頼は、先進国の中でも最低に】
というNYTimes のショートドキュメンタリー・フィルムで、日本語音声に英語字幕がついています。
『ふ~ん、英語にするとこういうふうに表現するんだ~』
という観点から見てみてください。
海外からは日本はこう見えています、という例ですね。
ではどうぞ↓
http://nyti.ms/YHfTbi
いつも読んでいただいてありがとうございます。