先週、北京に親孝行の旅に出かけ、羽田に帰ってきてそのまま4時間後にタイに飛び立つという暴挙をやってのけました(笑
タイ着、午前4:30。そのまま1時間半タクシーに揺られ、パタヤで午前10:00から午後8:00までセミナー!
セミナーとは私の師匠のマイケルボルダック氏主催のマスターコーチセミナーです。
マイケルと家の前で
そこで衝撃的な出会いがありました。
そのセミナーにゲストとして参加していたフランス人のMさん。
彼はタイ在住の会社社長で、従業員は700名。
資産は数十億円。
今後の目標は5年で30億円の売り上げを上げる、だそうです…(驚
私は、そんな大成功者とは日常的にかかわらないので、
よく観察しておりました(笑
私はそのセミナーで通訳もしていたのですが、
この社長、なんといっても英語が分かりにくいのです。
かなりのフランス語なまりで「???」となることもしばしば。
私の仮説は
『あー長いことフランスに住んでいて、英語を鍛える機会がなかったのね』
でした。
ところが、Mさん夫妻も私もマイケル邸も宿泊したご縁で、いろいろとその夜お話しして、わかったことは
Mさん夫妻とも、大学卒業後はズーーーーっと海外で働いていたとのこと。(30年くらい!)
なのに、かなりのフランス語なまり。
日本人なら「こんななまってて、通じなかったらどうしよう」と思ってしまうレベルです。
しかも、彼の従業員はおそらく半分くらいがネイティブイングリッシュスピーカーです。
彼は「恥ずかしい」とか「通じなかったらどうしよう」とか思わずにここまで来たんじゃないかなあと、セミナー中の彼の言動を見ていて思いました。
なぜなら、とにかくよくしゃべるわけです

しかも自信たっぷりに

たぶん、このフランス人社長が自分の英語にコンプレックスを持っていたならば、こんなに大成功することもなかったんじゃないかな…と思いました。
英語を話す日本人の方をずっと見てきて思うのは自信がなさそうに話すと通じる割合が落ちます。
劇的に。
なぜかというと自信がないと小声になるし、聞き返されてもいないのに、何度も言い終わらないうちに言い換えたりして
相手を混乱させるからです。
会議やセミナーやディスカッションの場でも日本人の方はおとなしいです。
「人が話し終えるまでは割って入ってはいけない」
「人に反対意見を述べてはいけない」
といった「輪を重んじる」日本人の方の考え方は素敵です。
でも、一歩外に出ると、特に欧米では
「発言しない」=「無意見」「何も考えてない」
という風に見られます

そして、周りの外国人の方々から
『何を考えているのかよくわからない人たち』というレッテルを張られるのです…

なので、通訳がいるのにもかかわらず私は一言も発しない日本人の参加者の方がいると
「もったいないなあ」
と思ってしまいます、正直。
(ま、昔はそうでした、私も…汗)
今では、たとえ、多少変なことも言って笑いが起きても、それはそれで「場を和ませる」という貢献につながるのでは…と勝手にいい方向に私は解釈してしまいます

わからないことをわからない、といえば、ほかのわからない人への貢献になります。
変なことを言って笑いが起きれば、眠気覚ましの貢献になります。(笑
そして素晴らしい質問をすれば「やっぱり日本人って頭いいのね
」というイメージアップにつながるかもしれません。ぜひ、そういった発言の場がある方は、日本語でも英語でも発言をすることを心がけてみてください。
常に『ここで発言することは誰に対する、どんな貢献になるだろう?』と考えることで「恥ずかしい」「笑われたらどうしよう」という気持ちが不思議なことに弱まります。
おためしくださいね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!