ネイティブ英語環境 奥村美里です。
『英語は日本人にとって必要ないです』
という人がいますが、
ダイレクトマーケティングを日本に紹介したことで超有名な神田昌典さんの新刊
『2022-これから10年、活躍できる人の条件~なぜ神田昌典は「日本人の未来は明るい」と言い切れるのか?』
という本を読んでいて、とても感銘をうけた箇所がありましたのでご紹介したいと思います。
下記は、神田さんが高校生の息子さんに与えるアドバイスとして書いたものです。
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英語は日本人には必要ない、という極論もあるが、それを信じちゃいけない。
経済が伸びている間は、日本人と言うだけで相手にしてくれたから、日本語だけでもごまかせた。
しかし日本の相対的地位は、今後ますます落ちていく。
一方、日本のGDPを超えた、ますます成長する中国の大学生は、だれでも英語ができる。
そんな状況になっても、「英語はいらない」というのは、傲慢な醜い日本人だけだ。
「二ヶ国語もできない、そんな時間があったら、ほかの勉強する」というかもしれないが、外国語を集中して学べるのは二十代までだ。
この時期を逃したら、ほかに学ばなくちゃならないことがたくさん出てくる。
英語を勉強しなかったことを、一生後悔するだろう。
そもそも外国語が難しいというのは、学び方が間違っているからだ。
問題は、ネイティブのようにすべてのシチュエーションで、外国語を話せなければならぬという教育だ。
その思い込みさえ取っ払えば、外国語は誰でもしゃべれるようになる。
嘘だと思うんなら、考えてみてほしい。
なぜ外国人力士は、あれだけうまく日本語が話せるのか?
なぜアジアの観光地に行くと、路上のお土産物売りが、日本語が普通にできるのか?
それは、話す内容を限定しているからだ。
つまり、自分の興味ある分野に限定して、話したい会話を絞れば、一か月もするうちに語彙や発音、リズムに慣れてくる。
それをベースに、話す内容を増やしていく。
そもそも、君が普段、考えていることを録音すれば、四十分にもならない。
私は人生四十年分を収録したけれど、CD三枚にしかならなかった。
多くの人は、毎日、同じ内容のCDを頭の中で繰り返し流しているから、いろんなことを考えているように勘違いしているだけ。
逆にいえば、たった三枚の内容を、暗記すれば、それだけで外人になってしまうんだ。
本当は、自分の話したいことを、先生に外国語に直してもらって、ICレコーダーに収録。
それを繰り返し繰り返しきいて、暗唱するのがいい。
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私はこれを読んで、全くその通りだと思うと同時に、大変びっくりしました。
というのも、最後の箇所
『本当は、自分の話したいことを、先生に外国語に直してもらって、ICレコーダーに収録。』
というのは英語コーチングでクライアントさんたちにやっていることだからです。
話したい内容を絞る、ことで、
『2週間で20分話せるようになった』
などの驚くべき結果が出ているんですね。
よく「日常会話ができるようになりたい」という方がいらっしゃいますがそれは危険な目標です。
自分にとっての「日常会話とは?」ということをまず絞る必要があるんですね。
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ところで、先週アメリカ人のネイティブに
"Your English is exquisite!"
と言われました。なかなか高尚な褒め言葉です。
exquisite(発音:エクスクイジット) とは「この上なく素晴らしい」という意味です^^
これに関連して、ときどき
『いつも同じような語彙ばかり使っている気がする』
『相槌のうまい打ち方って?』
と聞かれます。
上記で紹介したexquisiteあたりがサラリと出てくるようになったら素敵ですよね。
この『素晴らしい』関連語として、使える語彙を下記に紹介しますね。
wonderful
marvelous(マーヴェラス)
great
amazing
fantastic
outstanding
excellent
superb
積極的に使ってネイティブを『Wow!』と驚かせてみてください^^
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます^^
Have a wonderful day!